あほか、といいたい。前にも同じ内容のニュースが出てましたが、
住民が測定器をもって自衛するのに冷や水をかけたい、というところなんでしょう。

以下引用。------------------------
安価な測定器5種類、「正確に測れず」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20111223-00000015-jnn-soci

(TBS)

安く購入できる放射線測定器について、国民生活センターが調べた結果、調査したすべての測定器で、0.1マイクロシーベルト前後の低い線量を正確に測定できなかったと発表しました。

中国製、日本製、ウクライナ製、ロシア製の放射線測定器です。

放射性セシウム由来のガンマ線の線量が毎時0.118マイクロシーベルトとなる条件で測定したところ、すべての製品で測定値に30%以上の誤差があり、正確に測定できなかったということです。

 一方で1マイクロシーベルト以上ではロシア製とウクライナ製の測定器が照射された線量に近い値を示したということです。
(引用ここまで)

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アホかと言いたい。

こちらは研究者ではないのだから、「セシウムだけ」「γ線だけ」の値がわかっても価値がない。

それにそもそも、これらの機械は、セシウムだけ、γ線だけをはかるように設計された機械でもない。

設計された仕様が「セシウムだけ、ガンマ線だけ」で、それ満たないというならともかく、そもそも目的が違う。


自分の身に照射される外部線量が、他の核種、他の線種あわせて大略どれくらいか、が、自衛のためには必要な情報で、それを大まかに知るための機械なのに。

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①このうち人気のRADEXとSOEKS(どちらもロシア製)は私も持っているが、これらがGM管を用いた測定器で、入ってくるβ線を遮断する仕組みを持っていないこと、

②ベータ線を測定するとき、それを「セシウムからのγ線」と考えてシーベルト値に計算するアルゴリズムが入っているため、
本来のベータ線の線量を正しくは示していないこと、

③各測定器は、何分ごとの移動平均を表示するかなど、設計が若干ずつ異なるので、同じ場所を測っても測定値はばらつくこと

は、各地のネット上のコミュニケーションで共有認識になっているのに。

そして、仮に②の弱点をもちながらであっても、役所が発表する「セシウムだけ」「ガンマ線だけ」「しかも地上10~30mの高地」
なんていう情報よりは、より正確に自分に及ぶインパクトを知らせてくれるわけで、これなしでは汚染地域では安全にくらせないでしょうに。


もっと高い機械を買え、というなら、ぜひ、国に汚染地域の住民に対し、購入費用の補助を予算組んでやってほしいですね。


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