三菱重工 11か所ウイルス感染
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1748092&media_id=2

前日の報告でわかったはずなのに、新聞各紙の解説記事のボリュームと内容はなんとも立派です。

実際の国への報告は8月中旬にあったそうですから、それから昨日までのどこかの時点でマスコミにはこの情報は伝えられたのでしょう。
そして「指示する日時までは報道しない」ことを指示されたのでしょう。

その間、分厚い解説記事をつける時間的余裕が作られた、と。

つくづく、自分という一介の庶民が、なににつけ、つんぼ桟敷(PCではないけれど、敢えて使用します)に置かれているのを感じます。

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原発事故の状況についてなんて、最たる物でした。

地震発生後割と早い時点で、東電は国にメルトダウンのはじまる時刻の予測まで、伝えていたそうです。

細野さんも、枝野さんも、いまとなってわかることですが、すずしい顔をして、メルトダウン、あるいはその先のメルトスルーの事実を知りながら、

「ただちに健康に影響はない」
「燃料は圧力容器内に留まっている」
「メルトダウンはしていないはず」

と言えて来たわけです。
だからこそ枝野さんは「健康に影響ない」といいつつ、妻子をシンガポールにやった。

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6月頃でしたっけ?
西日本のTVで、青山さんという方が福島第一原発に入ってカメラを回して「潜入ルポ」(もちろん原発所長の許可ありで)を行った際、

細野大臣(現在)も、平野大臣(現在)も、青山さんを処罰できないか、とやっきになったことがありました。

違法なことの何もない言論を、なんとかしてつぶそう、とした人たち。

幸い青山さんに処罰は何もされなかったけれど、その後似たような「潜入るぽ」をしてくれる報道人を聞かなくなりました。

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夏に石垣で「JIN(仁)」という漫画を読んでいらい、そのTVドラマのDVDを見ています。

禁門の変で京都が焼け野原になるシーン、TVでは薩摩藩が火を付けたことになっていますが、(ほんとは長州藩でしょう)、どちらにしても、「火を付ける」ことがわかっていれば、市民は逃げることができたろうに、情報がないせいで多くの人が被災したと。

それだけじゃない、開国後の日本なので、佐久間象山とか、たくさんの論客が所を得て活躍することができたけれど、

幕政にゆるぎがなかった鎖国時代、自分が知り得た外国の情報を外に漏らせば処罰され、政府を批判すれば処罰される。

仁先生が教えた「西洋医学所」のえらいさんである伊東玄朴せんせいは、高野長英と同学の人だそうです。

少し時代がさがれば、高野長英は幕府を批判しても、その言論により重用されたかも知れない。でも残念ながら、言論ゆえにとらえられ、所を奪われ、最後は殺された。

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戊辰戦争の前夜、ちまたでは「ええじゃないか」踊りが流行ります。

彼らは、情報を遮断され、踊るようしむけられた「飼い慣らされた大衆」だったのでしょう。

私達はてっきり自分を「(そんな大衆より)もっといいもん」と思っていても、しょせんは彼ら、ええじゃないかをおどった大衆と変わりません。

情報はもらえません。

ネットで断片的な情報から事実をいくら「推測」しても、生の、東電が保安院にあげる情報にくらべれば、とんだ勘違い、とんだ阿呆な思い違いだったりします。

私は自分が空しいです。

この世が空しいです。

こんなネガティブなことばかり言っていて、ごめんなさい。

でも、そうなのです。

今って、江戸時代と、お上の意識はそうそう変わってません。


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