今のはオフレコだから。書いた社は終わりです。
2011年7月4日 日常 コメント (4)http://www.youtube.com/watch?v=VtUqWdbjnTk&feature=youtu.be
「自衛隊なら長幼の序がわかってるから、やるぞ」
「しっかりやれ。今の最後の所は、オフレコです。書いた社は、終わりですから」
だそうです。
彼が「知恵を出さないやつは助けない」といったとかいうことよりも、 問題はこっちでは?
上級の公務員が、自己の責任で公務として発言(自治体の首長との正式な会談で、正式に首長に対し指導要請?訓示?)しているのに、それを報道したら
「社を終わりにするぞ」と。
報道の自由は弾圧するぞ。報道したら社をつぶすぞ、というのは、恫喝です。
記者との雑談の中でオフレコ発言をしたので「これオフレコね」というのとは性質が違うのです。大臣が公務として公共団体の首長に正式に行った発言について報道するなと言っているのです。
うらで多くの政治家が言っていることなのかも知れませんが、
あまりといえばあまりな発言。
報道の自由とか、もっとひろく、言論出版の自由と言うものに対して、正常な感覚を持っている人には思えません。
せいぜい、好意的に見て「うかつな人」ですね。
正式な外部の代表との会談で、書かれて困ることを言うのですから。
言いたかったら、会談が終わった後で言えばいい。
そして、傲慢な人ですね。
大臣が自治体の長に対して、どういう意識を持っているのか、これと、
岩手県の知事に対する発言とで、じっくり見せていただきました。
以下は読売。「終わり」にされたくないので、恫喝の点は書いてません。
-----------------------------
松本復興相発言、官房長官「コメントは控える」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110704-OYT1T00425.htm?from=top
. 枝野官房長官は4日午前の記者会見で、松本復興相が被災地復興について「知恵を出さないやつは助けない」などと発言したことについて、「個々の発言については承知していない。前後の文脈もあるのでコメントは控える」とし、松本復興相から直接話を聞いていないことを明らかにした。ただ、今後については「本人から真意について説明があると思う」と述べた。
松本復興相は3日に岩手、宮城両県の県庁を訪れた。その際、岩手県の達増拓也知事に対し、「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って」と述べたほか、「九州の人間だから、(被災地の)何市がどこの県とか分からん」と冗談めかして発言した。
また、宮城県の村井嘉浩知事に対しては、同県が重点的な漁港整備を要望していることについて、「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々何も知らんぞ」などと述べた。
(2011年7月4日11時30分 読売新聞)
「自衛隊なら長幼の序がわかってるから、やるぞ」
「しっかりやれ。今の最後の所は、オフレコです。書いた社は、終わりですから」
だそうです。
彼が「知恵を出さないやつは助けない」といったとかいうことよりも、 問題はこっちでは?
上級の公務員が、自己の責任で公務として発言(自治体の首長との正式な会談で、正式に首長に対し指導要請?訓示?)しているのに、それを報道したら
「社を終わりにするぞ」と。
報道の自由は弾圧するぞ。報道したら社をつぶすぞ、というのは、恫喝です。
記者との雑談の中でオフレコ発言をしたので「これオフレコね」というのとは性質が違うのです。大臣が公務として公共団体の首長に正式に行った発言について報道するなと言っているのです。
うらで多くの政治家が言っていることなのかも知れませんが、
あまりといえばあまりな発言。
報道の自由とか、もっとひろく、言論出版の自由と言うものに対して、正常な感覚を持っている人には思えません。
せいぜい、好意的に見て「うかつな人」ですね。
正式な外部の代表との会談で、書かれて困ることを言うのですから。
言いたかったら、会談が終わった後で言えばいい。
そして、傲慢な人ですね。
大臣が自治体の長に対して、どういう意識を持っているのか、これと、
岩手県の知事に対する発言とで、じっくり見せていただきました。
以下は読売。「終わり」にされたくないので、恫喝の点は書いてません。
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松本復興相発言、官房長官「コメントは控える」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110704-OYT1T00425.htm?from=top
. 枝野官房長官は4日午前の記者会見で、松本復興相が被災地復興について「知恵を出さないやつは助けない」などと発言したことについて、「個々の発言については承知していない。前後の文脈もあるのでコメントは控える」とし、松本復興相から直接話を聞いていないことを明らかにした。ただ、今後については「本人から真意について説明があると思う」と述べた。
松本復興相は3日に岩手、宮城両県の県庁を訪れた。その際、岩手県の達増拓也知事に対し、「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って」と述べたほか、「九州の人間だから、(被災地の)何市がどこの県とか分からん」と冗談めかして発言した。
また、宮城県の村井嘉浩知事に対しては、同県が重点的な漁港整備を要望していることについて、「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々何も知らんぞ」などと述べた。
(2011年7月4日11時30分 読売新聞)
コメント
記者クラブの話をすると、「そのくらいある」とか、「中央だけのこと」とか言われることもあるのですが、そうではなくて、各地方には各地方ごとに記者クラブがあって、そこにもまた記者クラブがあるということが、よく分かる動画ですよね。
で、なおかつ「大臣」クラスの連中がけっこう平気で「オフレコだから」と、報道を差し控えるように命令していることが雰囲気として良く伝わってきます。
この松本龍という人は、それこそまさにどん太さんのおっしゃるように、かなーーーーり「うかつな人」なんだろうと推察されます。「書いたらその社は終わりな」と言う言い方も、冗談めかした言い方ですし。
でも、それを冗談めかして言うというのは、つまりは閣僚と記者クラブメディアが結託して情報操作をしていることが「常態化」しているというのを強く感じさせました。
しかもこれは官邸などの中央での態度ではなくて宮城まで出向いた先での「記者クラブの記者たちへの放言」なわけですから、閣僚の威光は地方でも有効である、というのが前提の態度だ、ということですよね。
そういう事を総合して考えれば、いかに日本のマスコミが記者クラブによって「情報統制装置」として本当の事を流していないのかがはっきりとわかる動画です。
この動画は「会見の最後」に言い放つという、かなり乱暴なスタイルだからこそ外に漏れてしまっただけで、おそらく、社の囲みとかぶら下がりでなら、「まぁ、内々にだけ言うと」とかリーク情報でマスコミを釣っておいて「その代わり都合の悪いことは書いてくれるなよ。」という事を、それこそ日常茶飯事、お茶を飲んだり、弁当を食うくらいの感覚でやっているのは間違いないでしょう。
ところが、こういう「地方の情報統制」などを、一番知っておくべき地方に住む老人とか、そういうレベルの人がテレビ新聞しか見ていなくて、問題構造について何も知らないということが一番多いのだと思います。まだ都市部の人間は人づてにネット情報が伝わることもありますが、地方だとそこが難しいように感じます。
そういう意味ではこのニュースは地方の放送局が堂々と放送して実に立派ですよね。
で、そういうニュースがすぐにyoutubeで全国レベルの情報として広がっていく。どん太さんのような方が拡散してくださって、僕が知ることができ、ちょっとした解説も書くことが出来る。
そういうことも考え合わせれば、twitterやfacebookも出てきて、こういう地方のニュースの価値もどんどん高まっていますし、全国の地方紙やらテレビやらも、真剣に「あるべき姿」を意識して欲しいと思います。現場の人の「良心」は、かなり重要なんです。ジャーナリストとしてのプライドを、もっともっと高く持って欲しいと心底お願いしたいものです。
有用な情報をお知らせくださり、ありがとうございました。
ありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。
どうぞ、拡散フリーですので、知らない方にお知らせ下さい。
これは東北放送の放映だったそうです。
東北放送に敬意を表します。
ありがとうございます。
ほんとに、いったい何様のつもりなのでしょう。
地方自治体と国は、地方自治法上は対等な法主体同士です。
少なくとも新しい地方自治法では。
この人は、いまだに頭が切り替わっていないのでしょう。
なぜ、選挙を経て選出された住民の代表に対して、命令口調で話し続けるのか。。