汚染水には燃料がとけてますな
2011年5月17日 日常そしてそのまま地下水にだだもらしてる。
ニュース記事からです。
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東日本大震災:福島第1原発事故 1号機空だき10時間以上 専門家「公表遅すぎる」
東京電力福島第1原発1号機で、地震から16時間後の3月12日早朝には、燃料の大部分が溶け落ちていた可能性が強まった。
「ベント」作業を始めた時には、炉内は既に水位が燃料の下端を下回る「空だき」状態で、燃料の大部分が溶融していたことになる。
東電のこれまでの発表では、福島第1原発で原子炉が空だき状態になったのは2号機(14日)が最初。
1号機は、空だきになっていたことすら公表されていなかった。
(引用者:そうそう!!)
今回の解析結果が正しければ、1号機の空だき状態は11日午後7時半ごろから、淡水の注入開始(12日午前5時50分ごろ)まで10時間以上続き、ベント開始はさらに5時間近く後になってからだったことになる。
(引用者:マダラメが「原発は爆発しませんよ」といってカンをだましていたころには、全ての燃料が圧力容器底に落ちていたのでしょう)
小出裕章・京都大原子炉実験所助教は
「電源喪失で原子炉が冷やせなくなれば、早い時期に炉心溶融に至ることは想定できていたはずだ。燃料の損傷が限定的だとしてきた東電の説明は完全に誤っていたことになる。データの公表も遅すぎる」と指摘する。
東電は今回の解析で「圧力容器の損傷は大規模ではない」と説明するが、小出助教は「圧力容器は完全に破損し、溶けた燃料が格納容器の底に穴を開け、原子炉建屋の地下に大量の汚染水が漏れ出す原因になっている」と推定する。
(引用者:そうなんだろうと思います。だから高濃度の汚染水がある。
燃料がとけている水溶液なのだから、あたりまえ)
吉川栄和・京都大名誉教授(原子炉安全工学)も「溶融した燃料の一部は格納容器に落ちているだろう」と指摘、東電の解析に否定的な見解を示した。さらに「燃料は格納容器のクラック(損傷部)から水と一緒に漏れている可能性もある」と述べ、地震の揺れや炉心溶融、水素爆発などさまざまな原因で格納容器が損傷している可能性を指摘した。
工程表への影響について吉川名誉教授は「初めに描いた絵と状況が異なり、収束までの時期は確実に延びるだろう。むき出しの燃料の回収は相当困難な作業になる。廃炉の工程にたどり着くのも難航するだろう」と厳しい見通しを示した。
毎日新聞 2011年5月16日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110516ddm002040073000c.html
(引用者:剥き出しの燃料の回収は『相当困難』?無理、というべきでは。ロボット開発すら「原発に事故はあり得ない」としてせずにきたつけを東電は、政府は払うことになりますね。これ、人力ではできない作業ですよ。。。)
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引用終わり。もうひとつ。小出先生の講演の記事です。
京都はいいですねえ。
また行きたくなってます。
大気の放射能汚染は、あるけれど。
(ここよりはましでしょうしね)
以下引用。
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講演:脱原発、京大・小出裕章さん「生き物と放射線、相いれない」 /京都
◇低線量でも被ばくのリスク
京都大原子炉実験所助教(原子核工学)の小出裕章さんが14日、京都市左京区の百万遍知恩寺瑞林院で講演した。
市民団体「まちカフェ京都」が「原子力ってホントにいるの」と題して主催。定員を超える約150人が集まり、「脱原発」の必要を語り合った。
小出さんは米科学アカデミーの委員会報告(05年6月)などを基に「どんなに低線量でも被ばくのリスクはある」と指摘。
「生き物と放射線は相いれない。(一般人の人工被ばく年間限度)1ミリシーベルトは我慢しろと決められたもので、安全を意味しない」と強調した。
日本の原発推進について「東京電力も関西電力も自社の給電範囲には原発を作れず、過疎地に押し付けてきた」などと批判。
東電福島第1原発事故を「四つの炉で同時進行という人類が経験したことのない事態」と評し、「我々にも原子力をここまで進めさせた責任がある」と述べた。
赤ん坊の放射線感受性は成人の4倍と指摘して「今なすべきことは子供を守ること」と強調。
子供の屋外活動制限基準の年間20ミリシーベルトについて「私は許せない。戦時中のような疎開の必要性を真剣に考えている」と語った。
参加者も活発に意見を述べ、小学生の子がいる母親らからは「給食にも適用される暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)は安全か」「京都では雨に打たれても安全か」などの質問が相次いだ。
小出さんは「被ばくで大丈夫・安全との説明は間違っている。我慢しなければいけない状況ということ」と回答。
一方で「汚染地の農業を支えるため、大人が食べればいい。
『この食品は60歳以上』と表示するなど、子供には汚染の低いものだけを食べさせる仕組みを作らねばならない」と提案した。
小出さんはまた、原発以外の発電設備能力や最大電力需要量のデータを基に「私たちが決断すれば全原発を即刻やめても困らない」と話し、
「福島の事故後になお国内で二十数基の原発が動き、それを国民が支持することに絶望しかけている」とも吐露。
参加者から「定期点検に入った原発に運転再開を許さない運動もある」などと励ます声も上がった。
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110515ddlk26040315000c.html
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そして今さらのカンのいいわけ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110516-OYT1T01047.htm?from=main2
首相、原発視察時に格納容器破損の可能性認識
首相は震災発生翌日に自ら原発を視察したことに関連し、「(原子炉の)格納容器の圧力が上がっていて、ベントを行わず放置すれば、容器が破壊される恐れがあるとの認識はあった」と述べ、格納容器破損の可能性を認識しながら視察したことを明らかにした。
ただ、視察に踏み切ったことについては、「(現地で関係者と)コミュニケーションができたことは大変プラスになった」と意義を強調した。
首相視察に同行した原子力安全委員会の班目春樹委員長は「格納容器が破裂する可能性があると認識していたし、(視察前に首相へ)助言していたと思う」と語った。
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あほかいな。
「『破損』はすれども爆発せず」ですか?
認識としては。
いまさらのいいわけ。
いまさら失態を糊塗してどうなる。
官邸に帰着後「原子炉は爆発しませんよ」と周囲に彼が吹聴したというのは、そこら近辺の人間が「本当だ」と認めてます。
ニュース記事からです。
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東日本大震災:福島第1原発事故 1号機空だき10時間以上 専門家「公表遅すぎる」
東京電力福島第1原発1号機で、地震から16時間後の3月12日早朝には、燃料の大部分が溶け落ちていた可能性が強まった。
「ベント」作業を始めた時には、炉内は既に水位が燃料の下端を下回る「空だき」状態で、燃料の大部分が溶融していたことになる。
東電のこれまでの発表では、福島第1原発で原子炉が空だき状態になったのは2号機(14日)が最初。
1号機は、空だきになっていたことすら公表されていなかった。
(引用者:そうそう!!)
今回の解析結果が正しければ、1号機の空だき状態は11日午後7時半ごろから、淡水の注入開始(12日午前5時50分ごろ)まで10時間以上続き、ベント開始はさらに5時間近く後になってからだったことになる。
(引用者:マダラメが「原発は爆発しませんよ」といってカンをだましていたころには、全ての燃料が圧力容器底に落ちていたのでしょう)
小出裕章・京都大原子炉実験所助教は
「電源喪失で原子炉が冷やせなくなれば、早い時期に炉心溶融に至ることは想定できていたはずだ。燃料の損傷が限定的だとしてきた東電の説明は完全に誤っていたことになる。データの公表も遅すぎる」と指摘する。
東電は今回の解析で「圧力容器の損傷は大規模ではない」と説明するが、小出助教は「圧力容器は完全に破損し、溶けた燃料が格納容器の底に穴を開け、原子炉建屋の地下に大量の汚染水が漏れ出す原因になっている」と推定する。
(引用者:そうなんだろうと思います。だから高濃度の汚染水がある。
燃料がとけている水溶液なのだから、あたりまえ)
吉川栄和・京都大名誉教授(原子炉安全工学)も「溶融した燃料の一部は格納容器に落ちているだろう」と指摘、東電の解析に否定的な見解を示した。さらに「燃料は格納容器のクラック(損傷部)から水と一緒に漏れている可能性もある」と述べ、地震の揺れや炉心溶融、水素爆発などさまざまな原因で格納容器が損傷している可能性を指摘した。
工程表への影響について吉川名誉教授は「初めに描いた絵と状況が異なり、収束までの時期は確実に延びるだろう。むき出しの燃料の回収は相当困難な作業になる。廃炉の工程にたどり着くのも難航するだろう」と厳しい見通しを示した。
毎日新聞 2011年5月16日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110516ddm002040073000c.html
(引用者:剥き出しの燃料の回収は『相当困難』?無理、というべきでは。ロボット開発すら「原発に事故はあり得ない」としてせずにきたつけを東電は、政府は払うことになりますね。これ、人力ではできない作業ですよ。。。)
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引用終わり。もうひとつ。小出先生の講演の記事です。
京都はいいですねえ。
また行きたくなってます。
大気の放射能汚染は、あるけれど。
(ここよりはましでしょうしね)
以下引用。
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講演:脱原発、京大・小出裕章さん「生き物と放射線、相いれない」 /京都
◇低線量でも被ばくのリスク
京都大原子炉実験所助教(原子核工学)の小出裕章さんが14日、京都市左京区の百万遍知恩寺瑞林院で講演した。
市民団体「まちカフェ京都」が「原子力ってホントにいるの」と題して主催。定員を超える約150人が集まり、「脱原発」の必要を語り合った。
小出さんは米科学アカデミーの委員会報告(05年6月)などを基に「どんなに低線量でも被ばくのリスクはある」と指摘。
「生き物と放射線は相いれない。(一般人の人工被ばく年間限度)1ミリシーベルトは我慢しろと決められたもので、安全を意味しない」と強調した。
日本の原発推進について「東京電力も関西電力も自社の給電範囲には原発を作れず、過疎地に押し付けてきた」などと批判。
東電福島第1原発事故を「四つの炉で同時進行という人類が経験したことのない事態」と評し、「我々にも原子力をここまで進めさせた責任がある」と述べた。
赤ん坊の放射線感受性は成人の4倍と指摘して「今なすべきことは子供を守ること」と強調。
子供の屋外活動制限基準の年間20ミリシーベルトについて「私は許せない。戦時中のような疎開の必要性を真剣に考えている」と語った。
参加者も活発に意見を述べ、小学生の子がいる母親らからは「給食にも適用される暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)は安全か」「京都では雨に打たれても安全か」などの質問が相次いだ。
小出さんは「被ばくで大丈夫・安全との説明は間違っている。我慢しなければいけない状況ということ」と回答。
一方で「汚染地の農業を支えるため、大人が食べればいい。
『この食品は60歳以上』と表示するなど、子供には汚染の低いものだけを食べさせる仕組みを作らねばならない」と提案した。
小出さんはまた、原発以外の発電設備能力や最大電力需要量のデータを基に「私たちが決断すれば全原発を即刻やめても困らない」と話し、
「福島の事故後になお国内で二十数基の原発が動き、それを国民が支持することに絶望しかけている」とも吐露。
参加者から「定期点検に入った原発に運転再開を許さない運動もある」などと励ます声も上がった。
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110515ddlk26040315000c.html
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そして今さらのカンのいいわけ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110516-OYT1T01047.htm?from=main2
首相、原発視察時に格納容器破損の可能性認識
首相は震災発生翌日に自ら原発を視察したことに関連し、「(原子炉の)格納容器の圧力が上がっていて、ベントを行わず放置すれば、容器が破壊される恐れがあるとの認識はあった」と述べ、格納容器破損の可能性を認識しながら視察したことを明らかにした。
ただ、視察に踏み切ったことについては、「(現地で関係者と)コミュニケーションができたことは大変プラスになった」と意義を強調した。
首相視察に同行した原子力安全委員会の班目春樹委員長は「格納容器が破裂する可能性があると認識していたし、(視察前に首相へ)助言していたと思う」と語った。
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あほかいな。
「『破損』はすれども爆発せず」ですか?
認識としては。
いまさらのいいわけ。
いまさら失態を糊塗してどうなる。
官邸に帰着後「原子炉は爆発しませんよ」と周囲に彼が吹聴したというのは、そこら近辺の人間が「本当だ」と認めてます。
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