<福島第1原発>「20年住めない」発言 批判続出
2011年4月14日 日常 コメント (4)毎日新聞 4月14日(木)12時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000042-mai-pol
公明党の山口那津男代表は、(首相が)福島第1原発周辺地域に「10年、20年住めない」としたことについて「極めて無責任と言わざるを得ない。住民や関係自治体がどれほど影響を受けるかを踏まえて対応してもらいたい」と苦言を呈した。
社民党の又市征治副党首も「評論家みたいなことを言う前に、自分たちはやることをやったのか。」と首相を厳しく批判した。
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☆あわてて火消しにやっきになった首相官邸と、これを首相攻撃のネタに使う野党。
それは放置するとして、
いちばんがっかりなのは、被災地の人間がこの「発言」に「怒って」いるということです。
客観的な事実ですから「がっくりする」とか「改めて絶望する」とかならわかるけど、なぜ怒る。
この事態を引き起こした東電に怒るなら道理ですが、なぜ「発言」に怒る。
言おうが言うまいが、事実は変化しないのに。
避難地域や、飯舘村のようなホットスポットについては、「当面住めない」も、「10年20年住めない」も、実に妥当な判断ですよね。
半永久的に住めないところもたくさんあるはず。
飯舘村は原発から何の恩恵もなかったので怒るのは当然として、
大熊町長が怒るのはとんでもない話。
事故が起こり、放射能汚染がおこれば、自分らの村は放棄せざるを得ない。
そこまでのリスク認識があった上で、誘致をきめなければならなかった「はず」なんですから。
「原発は絶対安全」という、設置者側からの話だけを聞き、それだけを信じて誘致したというなら、おろかの極み。
被災した方々に「おろかの極み」というのは、きっと反感ももたれることでしょうが、
私はそれ以上に、自分の故郷(福島)の純朴な農民、漁民の人たちが、いかに信じやすく、いかにだまされやすく、いかに人を疑わないかを、うれしいと同時に、心から悲しく思っています。
そしてそういう人たちの純朴さにつけこんで、金を撒いて一方的な情報を撒いて抱き込んで。。。。。
悲しいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000042-mai-pol
公明党の山口那津男代表は、(首相が)福島第1原発周辺地域に「10年、20年住めない」としたことについて「極めて無責任と言わざるを得ない。住民や関係自治体がどれほど影響を受けるかを踏まえて対応してもらいたい」と苦言を呈した。
社民党の又市征治副党首も「評論家みたいなことを言う前に、自分たちはやることをやったのか。」と首相を厳しく批判した。
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☆あわてて火消しにやっきになった首相官邸と、これを首相攻撃のネタに使う野党。
それは放置するとして、
いちばんがっかりなのは、被災地の人間がこの「発言」に「怒って」いるということです。
客観的な事実ですから「がっくりする」とか「改めて絶望する」とかならわかるけど、なぜ怒る。
この事態を引き起こした東電に怒るなら道理ですが、なぜ「発言」に怒る。
言おうが言うまいが、事実は変化しないのに。
避難地域や、飯舘村のようなホットスポットについては、「当面住めない」も、「10年20年住めない」も、実に妥当な判断ですよね。
半永久的に住めないところもたくさんあるはず。
飯舘村は原発から何の恩恵もなかったので怒るのは当然として、
大熊町長が怒るのはとんでもない話。
事故が起こり、放射能汚染がおこれば、自分らの村は放棄せざるを得ない。
そこまでのリスク認識があった上で、誘致をきめなければならなかった「はず」なんですから。
「原発は絶対安全」という、設置者側からの話だけを聞き、それだけを信じて誘致したというなら、おろかの極み。
被災した方々に「おろかの極み」というのは、きっと反感ももたれることでしょうが、
私はそれ以上に、自分の故郷(福島)の純朴な農民、漁民の人たちが、いかに信じやすく、いかにだまされやすく、いかに人を疑わないかを、うれしいと同時に、心から悲しく思っています。
そしてそういう人たちの純朴さにつけこんで、金を撒いて一方的な情報を撒いて抱き込んで。。。。。
悲しいですね。
コメント
原発のある土地は小沢攻撃の急先鋒
偽黄門・渡辺の土地らしいですねー
何故か情報で表に出ないんですよー
でも、大熊町長の気持ちも、僕は当然のようにも思いますよ。
というのは、
以下の記事を見たから、というのもあります。
引用開始-----------------------
被曝限度量の緩和提案 国際放射線防護委、移住回避促す2011年3月26日19時41分
国際放射線防護委員会(ICRP)は、原発事故などが起きた後に周辺に住む人の年間被曝(ひばく)限度量は、2007年の勧告に基づき、1~20ミリシーベルトの範囲が妥当とする声明を発表した。日本の現在の基準は、一律に1ミリシーベルト。福島第一原発事故の影響が収まっても、放射能汚染は続く可能性があると指摘し、汚染地域の住民が移住しなくてもいいよう、日本政府に配慮を求めた形だ。
ICRPは専門家の立場から、放射線防護に関する勧告を行う組織。声明は、21日付で発表された。
07年の勧告では、一般の人が年間浴びてもいい放射線量を三つの範囲で設定。緊急時は20~100ミリシーベルト、緊急事故後の復旧時は1~20ミリシーベルト、平常時は1ミリシーベルト以下とした。
今回の声明はこの勧告を紹介したもので、原発事故の影響を受けた地域に住民が住み続ける場合は、1~20ミリシーベルトの範囲内で検討するという考え方を紹介した。この地域も、長期的には1ミリシーベルト以下にすることが目標だとした。
ICRPは通常、各国の個別事例については言及しない。しかし今回は、「日本で起きた悲劇的な出来事に、深くお悔やみ申し上げます」と述べる異例の内容となった。
福島県南相馬市の25~26日にかけての1日の放射線量は計0.028ミリシーベルト。1ミリシーベルトを基準とすると、約1カ月で超えてしまう。現在の線量が続くと仮定すると、年間総量は約10ミリシーベルトのため、20ミリまで引き上げた場合は、移住の必要はなくなる。一般的に放射線の被曝量が100ミリシーベルト以下なら、健康への影響は心配ないとされている。
日本アイソトープ協会の佐々木康人常務理事は「ICRPの基準はもともと、余裕を持って設定している。日本の基準はさらに、厳しめの数値を取っている。1~20ミリシーベルトという数字なら、健康に全く影響はない」と話している。
---------------------引用終わり
実際の危険がどうなのかわかりませんが、危険がないなら戻りたいと思うのではないでしょうか。もちろん、この基準を超えてるところもたくさんあるでしょうけど、越えていないところも多いのではないでしょうか?
あそこ、渡部恒三の地盤だったんですか。。。
☆シゲさま
なるほど。
そこまでの被曝は覚悟の上で、早く帰りたいと。
それは、あるのかもしれませんね。しかし、20ミリシーベルト/年だろうが10ミリシーベルトだろうが、「健康への影響はない」というのは、晩発障害を本当に考えた話じゃないですよねえ。。。。
まあそれでも、帰りたいというのは、わかります。
福島は美しいところでしたよ。