朝日の記事です。なかなか楽しいです。
自供書は自分で書くのですが、なぜ逮捕状と酷似、ってそこまでずさんな仕事を警察がしたわけですね。

だんだん、警察も雑な仕事ができなくなっていきますね。それはとてもいいこと。

この事件の真否と、警察官の取調と証言の違法は、別。これはこれできっちり責めてください。


しかし、改めて確認すべきは、警察官は公判で堂々、うそを言うこと。(そしてうそをついても、組織ががっちり守ってくれるのであろうこと)

公判に対する敬意とか、
正義公正という概念への忠誠よりも、
自分と自分の組織への忠誠の方が上でないと、その職務を定年まで無事に過ごすことは不可能なるがごとし、ですね。

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2010年12月29日15時4分
http://www.asahi.com/national/update/1228/OSK201012280166.html


強制わいせつ致傷事件で起訴された男性被告が捜査段階で自ら書いたとされた「自供書」をめぐり、大阪地裁の細井正弘裁判長が「警察官が示唆して作られた」と述べ、作成段階で誘導があったと指摘していたことがわかった。

被告の取り調べを担当した大阪府警の男性巡査部長は、証人出廷した公判で誘導を否定。これに対し、弁護人が巡査部長を偽証容疑で刑事告発する事態となっている。

 自供書は、警察官や検事が取り調べ対象者の説明を聞き取って作る「供述調書」と異なり、容疑者本人が犯行内容や容疑を認めたことを主に直筆で記すもので、一般に信用性が高いとされる自供書の作成経緯について、裁判所が疑問を投げかけたのは異例だ。

 被告は取引先の20代の女性に無理やりわいせつな行為をしたとして昨年10月15日に東成署に逮捕された。
逮捕当日は容疑を否認したが、翌16日の巡査部長の取り調べに認め自供書が作成された。

 これに対し、弁護側は「自供書の言い回しが逮捕状の内容とそっくり」「巡査部長の言った通りに自供書を書かされた」として無罪を主張。

 (証人)尋問は初公判から3日後の今年10月7日にあり、巡査部長は弁護側の主張について「でたらめだ」と証言。
「自供書は被告が記憶に基づいて書いた」「(被告に助言したことは)まったくない」と述べた。

同18日の判決公判で、裁判長は「自供書の文言が逮捕状の内容とよく似ており、警察官から被告に何らかの示唆があったとみるのが自然」と指摘。
弁護側の主張を法廷で否定した巡査部長について「不誠実だ」と述べた。

 一方で、起訴内容については「被害女性の説明は信用できる」とし、求刑通り懲役4年を言い渡した。
弁護側は大阪高裁に控訴するとともに、先月25日に巡査部長を偽証容疑で大阪地検に告発した。


コメント

せきやん
2011年1月1日16:51

新年明けましておめでとうございます。
本年も
ブログを楽しく読まさせてください。
いつもお教えいただき有り難うございます。
還暦にしてパソコン基礎教室1ヶ月通いました
3ヶ月コースです
若い生徒の人から絵文字習いました。
今年も\(^o^)/\(^o^)/ヨロチクデ~~ス。

どん太
2011年1月4日16:56

せきやんさま

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
お返事おくれて失礼いたしました。
今年もいろいろ、教えていただきますね。

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