真の男子

2010年7月16日 日常
この間、、家にあって十八史略なんぞを読んでいた話は、前に書いたと思います。

先日読み終えて、南宋が滅びました。

南宋末の忠臣に、「文天祥」という人がいて、この人のことが深く心に染みました。

もうだいぶ前に読んだので、うろ覚えだったのですが、wikiは便利ですね。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%A4%A9%E7%A5%A5

彼は科挙を首席で合格します。トップ合格者のことを「状元」(たぶん、リストのトップ、という意味ですね)といいます。

状元だったので、大変に将来を嘱望されたのですが、真に国を思ってしまったため、私利を増やしたい時の宰相に嫌われ、長いこと冷遇時代を送ります。

時に利あらず、南宋は元の攻撃を受けて、風前の灯火に。

最後の最後は、うんと南の海で、船の上で幼皇帝が自殺、という、
なんというか、それって壇ノ浦だわ。。。。。
という凄絶な最後です。

宋がいよいよあぶないというとき、それまでの(国を思うフリして私利私欲を満たしていた)宰相は逃げ、最後に残った忠臣達が、徹底抗戦をしました。

文天祥が宰相になり、またゲリラ戦をくりひろげたのは、このときでした。

結局元にとらえられ、元の下で働くことを勧められながら、それを拒み続けて、最後は刑死します。

フビライは彼を「真の男だ」といったそうな。。。。


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