どうでもいい話、つづきます。

四柱推命は、生年月日と時の十干十二支で運命を占うのだけれど、それの「通変星」というのの愛称が、「正官」「偏官」「正財」「偏財」「印綬」「偏印」などとついてるのですが、
これができたころの中国(それ以前含め)、「成功する」とか「富貴になる」とかいうのは、「官僚」として成功を収めることで達成する、というのが通常のルートであるらしく、「官」につくとか「印綬」(官職の印)をたまわるとかいうのが、めでたいこと、となってるんですよね。
私的なビジネスで富貴になる、というのは、あんまり考えられていないし、「官につけないとき」くらいの選択肢でしかない。

あらためてふりかえれば、今の日本も地方じゃそうなわけで。。

官にあつまった富を、どれだけひっぱれるか、なんですよね。

秦王政の実の父(ということになってる、呂不韋)は商人で、秦の王子にとりいることで、大政商になれたわけだろうけど、彼は政商であるより、宰相になって富貴を極める選択をしたのだし。

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兵の数。。。。

もちろん、古ければ古いほど、誇張も入るのでしょうが、
春秋~戦国時代、兵の数が30満だの50万だの言うのは、わりと普通。

「項羽と劉邦」でも、あっというまに劉邦軍が56万を数えた、とかいうことになってて、まあ、数の多いこと。

それが、後漢末、三国志の時代になると、1万とか、3万とかのオーダーになってくる。
「大軍」といってイメージする数ががくんと減る。

しかも、呉の国では、東海(台湾とかかね)で、現地人を拉致して、兵をかり集める、というのをやってる。。。。

もしかして、人口減ってる?
とかおもったら、たしかにそうだそうで、この時期(3世紀くらい)は寒冷期で、全地球的に人口は減り気味、だったそうな。

だとすると、倭の国で争乱が絶えず、女性のシャーマンを連合で奉戴して和平を保った、とかいうのも、糧食のうばいあい、というのがあったのかもしれませんな。

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それと、戦争。

春秋時代の戦争は、かなり「外交手段」です。

相手の領域に攻め込み、城を数城落として退却する。

けして、領域を併呑しようと言うのが目的ではない。

威を示すというのと、たぶん、生産物を奪取する、というのもあったのでしょう。

それが、戦国時代は、「領域」そのものを奪うための戦争になる(もっぱら秦がしかけてますが)。

この辺、日本は2000年後に同じ事をしていたんでしょうね。

応仁の乱からしばらくのあいだの「大名領国間での戦争」は、版図の奪い合いではなく、農作物の奪い合い、だったそうですから。

秋頃に、いくさをする。
相手の領地で実ったものをがっつり、いただくために。

コレの繰り返し。
奪った国は、国力豊かになる。
だから、上杉と武田なんて、100年戦争しても、どちらかがどちらかを併呑することはない。

織田信長より少し前くらいから、版図を併呑するための戦に変わっていく、のですよね。

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そうそう、検地と刀狩り、けして織田とか豊臣とかのオリジナルではなく、中国で他国を侵略すると、これやってるんですね。

だもんで、ちゃんと昔の人は、国の治め方、戦勝地の経営の仕方なんてのは、四書五経、じゃなかった、史書からがっつり学んでたんでしょうね。



コメント

シゲ
2010年6月24日22:11

そうそう、どん太さんのこの話に反応してしまうのは、実は、小沢一郎がやろうとしていることは、明治維新どころか、大宝律令とかの律令制からの脱却なのだ、という考え方がある、という話を聞いたからなんですね。あの佐藤優とかが、そういう指摘をしてます。いまの日本の官僚制は、律令時代の名残だと。ようするに1200年から1300年のスパンの改革をしようとしているという話なんですよね。
ううううむうーって唸ってしまうんですが、実はその指摘って、かなり核心を衝いてるよなぁって思います。
そりゃ大変だわなぁって思うわけで。はい。

どん太
2010年6月24日23:28

シゲさん

小沢さんて最近どうしてるのでしょう。
シゲさんかかれるとおり、菅さん政権の政策は官僚の傀儡状態に見えますし、
小沢さんにその気概があるなら、「小沢さん、どうにかしてよ!」
という気になってしまいます。。。。

シゲ
2010年6月25日4:35

えーと。
僕の日記の方には書かない予定ですが、実は、いまの状況は、ある意味チャンスでもあるんです。
すでに半年以上、小沢さんは選挙対策に奔走してきていて、すでに仕込みは終わっているんですね。選挙一ヶ月前でしたから、候補者とか、そうそう立て変えるなんてできゃしないんですから。

で、僕が気になっていたのは、民主二人区のことでした。実はより多くの民主党議員を当選させるために、一区に二人民主党候補を立てるということをやってるんですよね。
名目は民主党勝利のため、なんですけど、実際には反小沢とか小沢系ではない候補のところに小沢ガールズが一緒に立候補してます。
で、小沢さんは例の通り「国民の話を徹底して聞け!」と自分の弟子やガールズを教育してますから、まぁ通るとしたら、小沢系です。
多分、小沢系は「消費税には、私は反対です。」と講演会では言うはずです。小沢さん自身そう発言してますから。

しかし、民主党には官僚出身の議員もたくさんいてますからね。古川元久とか、玄葉光一郎とか、安住淳とか、かなりの反小沢らしいんですよ。言わば官僚組織から送り込まれてきたスパイですわ。

そんな奴らでも、数のうちですから、使わないとしょうがないわけです。

で、実は菅さんが「消費税増税」と叫んでるのも、ようは自民党つぶしで小沢シナリオなのではないか?という話もあるくらいです。これで争点が消えて、自民復活の芽はなくなりましたから。

で、もうひとつ言うと、「私を否定することは沖縄を否定すること!」と政権離脱した社民党は選挙前に「花」を持たせてもらったし、選挙協力は民主としっかりやってますからけっこう議席を取れる可能性があるわけです。
国民新党も同じですね。郵政をなんとかしなくては!と思う人たちは国民新党を応援する。
それに実際、この半年、亀井静香がやった政策は、どれも良かったですからね。モラトリアムしかり、7兆円の補正予算しかり。

だから、これで参議院選挙で民主党が54議席を取れなかったりすると、この一ヶ月で「増税!」と叫んでいた民主党員=官僚のスパイは、軒並み責任を問われて、表舞台に立てなくなります。

で、参議院で社民・国民新党が議席を伸ばせば、連立政権で党首同士の意見交換こそが重要になりますから、民主党内の官僚のスパイどもやアメリカの手先議員(渡辺こうぞう:黄門きどりのじいさんを初めとする七奉行とか言ってるアホ達)の力も弱まる、というシナリオはアリなんですよね。

日本の政治においては、実は衆議院より参議院の数を取ることの方が重要なんです。参議院でダメ出しを食らったら、いくら衆議院で可決しても通らないわけですから。
その参議院が「連立」になるというのが、一番良いと、僕は思うし、現実そうなるんじゃないかな?と思います。
連立という党と党との関係を調整できるような政治家なんて、そうそういませんよ。小沢、鳩山、菅くらいでしょ。つまり、菅さんも小沢さんとグル、という話もなくはない、ということなんですね。まぁ、もしグルだったとしたら、去年の12月に亀井静香と補正予算でケンカした、というところから芝居が始まっていた、ということになりますから、まぁそこまですごい仕込みはしてないと思いますけど、菅さんが平気で「10%」とか言うのを聞いてると「わざとやってるんと違うか?」とか思ってしまいますね。

ともあれ、裏がどうであろうと、とにかく消費税上げなんて容認できるわけないですから、僕は民主党には入れません。いやまぁ、人を見て、ですけど。
概ね、そういう感じかなぁと思っております。
逆に、これで民主が60議席越えたら、そのときこそ大変ですわ。ろくでもない議員が政権に居座るということになる。だから、やっぱり54議席割れというのがベストだと僕は思ってます。

どん太
2010年6月25日23:10

シゲさま

なるほど!
となると、民主に入れない、入れるなら小沢派で、という感じですかねえ。

ほんと、今回どこにいれようか、困ってますよ。

神奈川はみんなの党が優勢だと思いますが、
あんな金持ち優先の党、うちのような貧乏人がいれてどうする。。。ですしね。

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