占いの類

つらつら「ストーリィ６月号」なんぞをめくっていたら。。。
http://storyweb.jp/
（この手の雑誌、まえは１ヶ月くらいほしてましたが、いまはすぐ読めます。ばんざい）

占い？だかスピだかで、こんな話が載ってました。

「１０年ＤＶ夫に耐えてきた。いまはべつの男性にほのかな思いを寄せているが、つきあってはいない。今後どうなるか」

占い師（まじない師？）いわく
「夫のご先祖様は、夫の子供を頑張って育てたあなたにとても感謝しています。子孫をつくってくれたことを喜んでいて、もうあなたにはあなたの幸せを求めてほしい、と望んでいます」

だって。
その後夫から離婚を切り出してもらい、べつの男性と今は幸せです、みたいのがくっついていましたが。。。


夫の先祖が、嫁の解放を望むってすごい話だなおい。
逆に言うと、この「先祖」は、嫁が虐められるのを阻止する力はなかったわけだ。

私も占い師さんに「夫のほうの先祖があなたを加護しています」とかいわれて、なんかすごい違和感を感じたのですが。。。

だって、加護してくれているならなぜ夫のふるまいを止めなかった。

夫に好き放題させておいて私を加護、というのは、なかろうと。。。。


しかし、こんな風に考えると、まあ納得いきますね。

先祖というのは、子孫やその関係者の幸福を祈っても、現実を改変するだけの力は持たない。

祈るだけ。


そういうものだというのなら、まあ、いいかも。

だとすると。。。先祖の「加護」というのは、無力なもの、ですね。。。


あるいは、強力なパワーを持った先祖と、無力な先祖があるのかもしれない。

人生を現実面でもバックアップしてくれる、強い先祖に恵まれる人と、子孫の愚行を阻止も改変もできない、弱い先祖しか持たない人。。。

夫は後者。
そしてわたしも、後者。


たとえ無力でも、愛してくれるならそれで十分。
とも言えますね。

私は死んだ母方の祖父の愛は、感じたことがあります。
母が幼いウチに外地で戦死しているので、もちろん会ったことはありませんが。

こういう「実感」があれば、先祖の愛の存在も信じられる。。。


仮に占い師さんがいうことが正しいとしても（夫方の先祖が私を「嫁として」愛しているとしても）感じられないものは。。。。

なんとも。。。
現実の力になり得ていかない気がします。

まあ、本当のところはわかりません。
占い師さんやスピリチュアルカウンセラーのたぐいがが口から出任せを言おうが、真実感じたことを言葉にしようが、検証はできません。
また、真実感じたことが「思いこみ」にすぎなくても、これまた検証できません。

それを自己暗示含めて現実の力にするのが、「なにか行動を起こす」ということなのかもしれません。
お墓詣りであるとか、毎朝仏壇をおがむであるとか。
行為を（コストをかけて）するこで、自分にその物事を信じ込ませる。
私は愛されているのだ、と自己暗示をかける。

これが生きていく上での知恵なのかも知れません。