かっちゃいました(もちろん中古ですよ)。。。

「たしか、ヒーローが窯の爆発で失明して。。」くらいしか覚えてなかったので、全体通して読んでみたかったので。。

TVドラマ化されてたんですね。南野陽子がヒロインだって。。帯が着いてました。

で。

すごいなあ。
これを書いた頃は里中先生はまだすごく若かったはず。。。

ものすごくいろんなものを吸収して、換骨奪胎して自らの作品にしたのだなあと思いました。

ヒーロー(司)がべつの人と結婚しなくてはならず、ヒロイン(路美)と結ばれないとか、ヒーローが失明するとか、失明したヒーローに、自分の正体を明かさずにヒロインが近づくとか(これこれこれ!)、
物語の最後で、ヒーローの目が治るかも、という希望が与えられるのとか、

もう、「ジェーン・エア」好きには、「嗚呼このプロット、ぜーんぶジェーン・エアから持ってきたでしょ!」といいたい。

でもすごくうまく、換骨奪胎できてる。。

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他にも、路美の母のファッションデザイナーが中年の絶頂期に仕事をやめて男と暮らそうとする、なんてのは、ココ・シャネルのエピソードからだろうし。。。

すごい勉強家だったんだと思います。。

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巻末付録で付いていた「ミス・ブラウンの青春」という短編。。。

松任谷由実の「ミス・ロンリー」はもっとずっとあとだけど、

「ミス・ブロディの青春」(ハリウッド映画、69年かな)は、見てたんじゃないか。。。そんな気がします。

構成とかしっかりしてて、好きな作品になりました。


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