ついなつかしくて、文庫の方をまた買っちゃいました。。。

古いのは妹にあげてしまったので。。。
「また見せて」がいいにくい。。。

若い頃、20代に読んだあたりが、なつかしいです。
あのころの持統帝は私と同年代。。。
長く細くつづいているせいで、いま単行本になる持統帝は、
やはり私と同年代か、少し上。。
あのころ、里中先生が一気呵成にかきあげなかったおかげで、
同年代の共感を持って(?)読むことが(多少は)可能かな。。。

でも、讃良(さらら。持統帝の名)って、ほんとに嫌な女に書けてますね。。。
自己の血統に皇統を継がせるためには手段を惜しまない。
やはり女に統治をさせてはいかんというか。

------------------------------
じつは「アリエスの乙女たち」も、買っちゃいました。

なつかしい。。

両方を見比べ、特に最近の刊行の「天上。。」を見ると、
恋愛に対して、どんどんシニカルになっていますね。

まあ、筆者自身も変わったと思うし、読者もまったく、変わったのでしょう。

それにしても、こうやって古いもの、いまのものと合わせて読むと、
やはりこの方、すごいなーと思います。

人生、若い頃から一貫してる。

「(性)愛とは?」だけを問うている。。。


絵柄は、文庫3巻の、壬申の乱のあたりが、いちばん脂がのっている感じがします。

男性がとても美しい。

筆者が女としても、脂がのっていたのでしょうね。。

-----------------------------

青池保子の絵柄も、あの、インスブルックからウィーンまで駆け回っていた頃の少佐が、いちばんセクシーで、連載再開後の絵柄は、もう、見る影もないですね。。。。。。。。。

老いるというのは、悲しいことだなと。

でも、あれもこれも、「時分の花」ということかもしれません。

絵師としてのウデは落ちても、ストーリーテラーとして、あるいはべつの何かで、深まっている、のでしょうし。。。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索