ときどき見かけるつぶやきです。

「世の中みんなが私たちと同じ考えをしてくれたら世の中は良くなるのに」

世の中の人みんなが私と同じ考えなら、「私は」すごく楽でしょうね。

でも

「みんなが同じ○○であれば幸せに。。」


て考え、わたしすごく怖いんですけど。


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いまもあるかわかりませんが、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)。。。これまだつぶれてませんでしたよね。つぶれたかな?


USJの「ターミネーター2」というアトラクションで、待ち行列のために流しているアナウンスが秀逸で、

「当館内は人間が感じる最適な温度に設定してあります。暑さや、寒さを感じる人は病気の可能性がありますので、医師の診察を受けて下さい」

「当スカイネットはみなさんの幸福を第一に考え、皆さんを幸福にすべきTV、映画、ファッション、食べ物等を供給しております。それ以外を求めることは病気ですので、医師の診察を受けて下さい」

もうあらかたわすれましたが、この手の
「人間とはこういう画一的なもの」
「そこからはずれることは規格外であり、劣ったことであり、社会的に抹殺されるべきもの」

という考えを実に痛快に揶揄ってくれてました。


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人ってほんとにさまざまです。

画一的な方がいいと望む人は、自分と異なるところでその画一性が構築されたら、どうするの?

というか、今の世がそういうものでできてるでしょ?
とくにCS患者さんには。

「この程度の濃度では人間は体調を崩すことはありません。そうでない人は病気なので医師の診察を受けて下さい」
「規格外なので社会に立ち混じらないで下さい」
「規格外なのでこの町(団地、マンション)から出ていって下さい」

ちょっとまえは病気といっても、精神病とばかり認識されたのだから、なにをかいわんや。

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「自分はこんなに特殊なの!わかって!」
「理解されない!」

といってる人が、いっぽうで

「世の中みんなが理解があればいいのに」
「世の中みんながたばこをすわなければいいのに」
「世の中みんながせっけん生活をすればいいのに」

と望む。。。

今の世では自分が特殊で排除される側であるのに(あるから)、

幻想の理想世界では、

「自分こそが規範で、標準で、周りじゅう画一的に私と同じであって、(現世では自分がそれに当てはまるところの)例外や規格外がいない世界」

を望む。。。

自分を理解しない人たちと、同じ穴の裏返しの狢だと、気付いているのやら。。。

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ほんの少し前の、70年代頃までは、画一性はいまよりずっと大きな価値を持っていました。

みんなといっしょであることが価値。

そういう時代を望むんでしょうかね。。。


コメント

せきやん
2010年2月7日22:51

平成の津田梅子先生ですネ。

シゲ
2010年2月8日9:31

あ~USJはまだありますよ。
大阪人は、ああいうイロモノが大好きなので。
万博以降、日本各地で「なんたら博覧会」が行政こみで実施されたのに大失敗だったのは、「県民性の違い」みたいな事を無視したからだと思います。大阪人のお祭り好きは特殊だと思います。花博も成功してるし。こういうお祭り騒ぎや博覧会が成功するのは、大阪という地域性あってこそ、という気がします。
なので、いまだに「ディズーニーランドのパチもん」のUSJは、大阪でなんとか生き延びております。パチもん=偽物も、大阪人は面白がって楽しむ気性ですので。果たしてこれが良いやら悪いやら、という気はしますが、まぁまだ大阪は「価値観の多様性」は他県に比べればあるのかも知れません。はい。

どん太
2010年2月8日14:43

せきやんさま

津田梅子ってこんなこといってたんですか。わお。
知らなかったです。

旧憲法時代にえらい。。。

どん太
2010年2月8日14:45

シゲさま

おお、健在でしたか。
大阪はいいですねえ。よっぽど東京より懐が広い気がします。大衆文化の。

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そうそう、昨日だんなが中国出張から帰ってきたのですが、ミクシでもブログでも何でもつながるくせに、
ツイッターとフェイスブックはつながらなかった(遮断されていた)といってました。

権力の脅威になるメディアとして認知されてるってコトなんでしょうかね。。。

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