遺伝子組み換えブロッコリーか 三重の空き地 ニョキニョキ自生
リンクいただいてる方から教えてもらって、
これは捨て置けない!と記事を拾ってきました。

国道沿いの空き地でGMO菜種?からの交雑の末の発芽のようです。

じわじわと国内での自生、交雑は始まっているのでしょうね。
これは三重の事例ですが、ウォッチをしている人たちが偶々そこにいて、現地調査をしたが故のことです。
実際は日本全国、輸送網のあるところ、交雑は起こっていておかしくないですね。

農水は「優占種としてはびこらなければいい」という態度に読めます。
対策もないまま放置とは、困った話です。

以下、引用。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009112102000215.html

2009年11月21日 夕刊

津市で見つかった除草剤耐性遺伝子を持つブロッコリーの鉢を手にする河田昌東さん=名古屋市で


 組み換え遺伝子を持ったブロッコリーとみられる植物が、津市内の空き地で自生しているのを、現地調査していた市民グループ、遺伝子組み換え食品を考える中部の会(伊沢真一代表)が見つけた。輸入されて自生した遺伝子組み換えナタネが、同じアブラナ科のブロッコリーと交雑したとみられる。農林水産省によると、ナタネ以外の組み換え植物が確認されたのは全国で初めて。研究者は「国内の他の野菜との交雑が広がる恐れもある」と指摘している。

 津市の国道沿いの空き地で今月上旬、ブロッコリーに似た葉を持つ高さ一メートルほどの植物一株を発見。葉をすりつぶして抗原抗体反応を見る簡易検査と、遺伝子塩基配列を調べるPCR検査の結果、「ラウンドアップ」と呼ばれる除草剤の耐性遺伝子が見つかった。

 この空き地では、遺伝子組み換えナタネ約十株が自生しているのも確認した。ナタネはカナダなどから年間二百万トン輸入されるが、七割以上が遺伝子組み換えとみられ、トラック輸送中にこぼれ落ちて自生する例が全国で確認されている。

 同会メンバーの河田昌東・四日市大非常勤講師(分子生物学)は「遺伝子組み換えナタネは多年草化し、花粉を多く飛ばすので交雑しやすい環境にある」と話す。アブラナ科の野菜は小松菜や白菜など数多くあり、交雑が広がる恐れもある。

 河田さんは「農家の栽培するブロッコリーに組み換え遺伝子が入り込む可能性もある。早めに探し出し、抜き取る必要がある」と警告する。

 農水省による全国的な輸入ナタネのこぼれ落ち実態調査では、交雑は確認されていない。同省は「野菜は、肥料を与え、人の手をかけないと育たないので、優占種としてはびこる可能性は低いのではないか」(農産安全管理課)と話している。

コメント

yamu
2009年11月25日8:47

>> トラック輸送中にこぼれ落ちて

良く知らないのですが、そもそもどうしてこんなことが起こるのでしょう?

シゲ
2009年11月25日10:45

うむ~。困ったことですねぇ。
遺伝子組み換え種の問題全部に言えることですが、空に隔壁はないわけですから、小松菜や白菜に勝手に花粉がつく可能性があるわけでねぇ。
そういう種類の「雑草」は、即刻焼いてしまわないとアカンと思うんやけどなぁ。
国道の横の空き地は国交省の管轄でしょうし、農水省がどうこうでけんやろしなぁ。
あああああ、困ったことだ。
県境に逃げ込んだ犯人を捕らえられない警察の問題と同じですなぁ。
あー、やれやれ。

どん太
2009年11月25日12:34

yamuさま

日本には、「動物の飼料」や「工業原料」(サラダオイル等を作る)などとして、発芽能力のあるGMO穀物(とくに菜種)が輸入されていて、トラック輸送されています。
そんなわけで、「輸送道路沿いのこぼれおち」については、ずいぶん前から問題視されてます。
しかし、他の種と交雑して、菜種以外の作物にもGM遺伝子が入る、というのは、あんまり気にされてこなかったかも。。。


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たとえば。。。牛乳の原料は、ほとんどがこの手のGM穀物(コーンなど)、です。

この辺だと、静岡の丹那の「オラッチェ」ブランドなどが
「遺伝子組み換えなし」の飼料で乳牛を育てていて、それは自然食品店などでしか手に入らないブランド牛乳になっています。

スーパーに並んでいる牛乳は、ほとんどすべてGM飼料でしょう。

うちはこの手の「非遺伝子組み換え飼料の牛乳」か
タカナシの「有機牛乳」をえらんで買ってます。
子供が入るわけでないので、大量には買いませんしね。

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食用油については、サラダ油を利用していません。

オリーブオイルか、ごま油、えごま油など。。。

一般的な食用油の原料のコーンと菜種は、GMがほとんどでしょうね。



どん太
2009年11月25日12:37

ウォッチしているところは、随時こんなのを出してます。
先頭にhttpつけてみてください。

://www007.upp.so-net.ne.jp/Seeds-Network/natane-yokkaichi2.htm

どん太
2009年11月25日12:38

シゲさま

>国道の横の空き地は国交省の管轄でしょうし、農水省がどうこうでけんやろしなぁ。

県境ににげこんだ犯人をつかまえられないとはいい比喩ですね♪

しかし、、予算つけてなんとかすべきものですよね。

yamu
2009年11月26日1:32

どん太さま

>> 発芽能力のあるGMO穀物

そもそも、何らかの手法で発芽能力を殺しておくべきと思います。

……できる筈ですよね?

どん太
2009年11月26日12:13

yamuさま

うーん。。。
放射線当てると発芽能力なくなるんですよね。
北海道の、士幌農協は、じゃがいもに放射線当てて発芽させない保管方法を採っています。

なので、わたしは士幌農協経由のじゃがいもは口にしたく亡いなあと思っているのです。。。

あとは、薬品で、というのもあるでしょうが、いずれにせよ、そうやって加工したモノを、人間なり牛豚成りが食べる、というのを考えないと行けないのですよ。

考えられる予防策としては、容器を密閉型にする、ことでしょうね。


yamu
2009年11月27日0:18

どん太さま

あるいは、一代限りの種にしておくか。

きちんと考え、対策をした、とは思えないところに問題があるのですよね?

どん太
2009年11月27日11:45

yamuさま

>きちんと考え、対策をした、とは思えないところに問題があるのですよね?

ええ、そうだと思います。
なんだか最近は、「食の安全」にこだわってるだろうはずの生協まで「食糧供給確保のため」とかで
GMOを日本でも、という論調のようです。
://www.ucoop.or.jp/syoku/riskcom090721_01.htm
(これは地元の神奈川生協です。最初にhttpお願いします)

工場の中で(最近は農業工場の実現例も複数あるそうで)外に出ていかない環境ならまだしもねえ(それでも私ならたべないけれど)。

輸送途中や、露地栽培では、従来種のゲノムがそのままで保存されないと言うのは、将来に対して大きな禍根を残すと私は思っているのです。。。。。

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