子ども手当で少子化ストップ?
2009年10月30日 日常 コメント (2)(注)若干毒舌です。
昨日風呂屋のTVをみていて。。
子ども手当で、子どものうみ控えをやめてもらって、
出生数が増える。
と政府は考えてるのだそうな。
それで年金をささえる若年層をつくると。
あの長妻のおじさんとおぼしき(TVもってないと顔がいまいち)人が解説中。。。
だったんですが。。。
政府のお方って、単に人口が増えて欲しいんじゃなくて、年金をささえる人口が欲しかったんですよね。
てことは、定職について、国民年金なり厚生年金なりをきちんと払う能力のある若年層が欲しいんですよね。
でも、子ども手当の月2万なんぼに反応して「産み控え」から方向転換するのは、まちがいなく貧困層の夫婦です。
で。。。
社会階層は、残念ながら今のこの国では、その階層内でだいたい固定してる。
階層間移動(とくに上昇)は、昔に比べ激減しています。
というわけで、貧困層の子どもは、たいてい成人して貧困層にとどまります。
てことは、大枚はたいて年金保険料払ってくれる層もそりゃー作り出すだろうけれど、かなりの割合で、払わない、払えない層が再生産される。
下手すりゃ、べつの形で国家予算を圧迫する層に傾斜して、子どもの再生産をすることになる。
ほんとうに「年金を支えるための制度」としての子ども手当なら、かなり、歩留まりが悪いというか、合目的的とはお世辞にも言えない制度では?
----------------------
たんに子育て世代の負担感を軽くして、国民生活のQOLを上げるため、とか、子育て家計に再分配を厚くするのが「善」だという価値観があるから、なら、わかる。
でも、「年金保険料払ってくれる若年層が欲しい」なら、べつのやり方をすべきでしょう。
母親になる女にとって、子供を作ることがキャリアの制限にならない子育て支援こそ、「年金保険料を沢山払ってくれる階層」の再生産に結びつく。
彼女らは、無理に公立の保育所でなくていい、多少高い保育施設でも、アクセス可能で、サービスの内容がいいなら、使うでしょう。
その手のモノが多くできて、毎日の生活圏内でアクセス可能になればいい。
保育園のハード面(立地等)の制限緩和と、ソフト面(人的配置)の規制強化を誰かが言っていたのは、これにかなう。
あるいは、ベビーシッターの品質確保のために資格制度でも作ったらいい。
シッターを雇える層=高額所得層が、競争力の強い子どもを再生産してくれるでしょうに。
子ども手当はフランスで成功した、とかこいてたけど、手当をけずったらいきなり出生率が下がったはず。。
なのでいったん導入したが最後、もはや下げられない。
金をばらまく、は、愚策の方だと思います。
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私自身は、子育て負担を軽減すること自体は歓迎。
しかし、人口を増やしたり、少子化をストップしちゃ、いけないでしょう。
人口は、土地が増えない以上、適正な数にとどまる必要がある。
いまは、それより多いくらいじゃないの?
少なくとも、さらにふやすことと、資源生産、食糧生産等との整合性は、ないと思ってます。
少子化が困るのは、ひとえに年金と税収の問題。
なら、年金と税の構造を変えればいいことです。
それができないからぐちゃぐちゃするのよね。
昨日風呂屋のTVをみていて。。
子ども手当で、子どものうみ控えをやめてもらって、
出生数が増える。
と政府は考えてるのだそうな。
それで年金をささえる若年層をつくると。
あの長妻のおじさんとおぼしき(TVもってないと顔がいまいち)人が解説中。。。
だったんですが。。。
政府のお方って、単に人口が増えて欲しいんじゃなくて、年金をささえる人口が欲しかったんですよね。
てことは、定職について、国民年金なり厚生年金なりをきちんと払う能力のある若年層が欲しいんですよね。
でも、子ども手当の月2万なんぼに反応して「産み控え」から方向転換するのは、まちがいなく貧困層の夫婦です。
で。。。
社会階層は、残念ながら今のこの国では、その階層内でだいたい固定してる。
階層間移動(とくに上昇)は、昔に比べ激減しています。
というわけで、貧困層の子どもは、たいてい成人して貧困層にとどまります。
てことは、大枚はたいて年金保険料払ってくれる層もそりゃー作り出すだろうけれど、かなりの割合で、払わない、払えない層が再生産される。
下手すりゃ、べつの形で国家予算を圧迫する層に傾斜して、子どもの再生産をすることになる。
ほんとうに「年金を支えるための制度」としての子ども手当なら、かなり、歩留まりが悪いというか、合目的的とはお世辞にも言えない制度では?
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たんに子育て世代の負担感を軽くして、国民生活のQOLを上げるため、とか、子育て家計に再分配を厚くするのが「善」だという価値観があるから、なら、わかる。
でも、「年金保険料払ってくれる若年層が欲しい」なら、べつのやり方をすべきでしょう。
母親になる女にとって、子供を作ることがキャリアの制限にならない子育て支援こそ、「年金保険料を沢山払ってくれる階層」の再生産に結びつく。
彼女らは、無理に公立の保育所でなくていい、多少高い保育施設でも、アクセス可能で、サービスの内容がいいなら、使うでしょう。
その手のモノが多くできて、毎日の生活圏内でアクセス可能になればいい。
保育園のハード面(立地等)の制限緩和と、ソフト面(人的配置)の規制強化を誰かが言っていたのは、これにかなう。
あるいは、ベビーシッターの品質確保のために資格制度でも作ったらいい。
シッターを雇える層=高額所得層が、競争力の強い子どもを再生産してくれるでしょうに。
子ども手当はフランスで成功した、とかこいてたけど、手当をけずったらいきなり出生率が下がったはず。。
なのでいったん導入したが最後、もはや下げられない。
金をばらまく、は、愚策の方だと思います。
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私自身は、子育て負担を軽減すること自体は歓迎。
しかし、人口を増やしたり、少子化をストップしちゃ、いけないでしょう。
人口は、土地が増えない以上、適正な数にとどまる必要がある。
いまは、それより多いくらいじゃないの?
少なくとも、さらにふやすことと、資源生産、食糧生産等との整合性は、ないと思ってます。
少子化が困るのは、ひとえに年金と税収の問題。
なら、年金と税の構造を変えればいいことです。
それができないからぐちゃぐちゃするのよね。
コメント
子供手当で喜ぶのは貧困層ですよね。
子供が増えるのも貧困層の方が多く成ると思います。
裕福な層は安易に子供を産みませんよ。
で・・私の地域は偽装離婚家庭が実に多いのですよ。
そして双方で生活保護を貰い、住居も格安に手に入れて複数確保する事も多し。
生活保護は双方で30万以上。
後、色々な事が優遇して貰えますし。
そんな家庭は世襲制??を受け継いで、或る意味裕福な御暮しをしております。
>私の地域は偽装離婚家庭が実に多いのですよ。
おお、モラルハザードばりばりですねー。。。
まえ、「食うために獄に入る」という選択も書きましたけど、
「食うためにわざと貧困の体裁を作る」というのも、合理的選択、といえばいえなくもない。。?
なんか、情けないですが。。。