「人柄にいれるんじゃない、約束された政策にいれるんだ」のつづき。。。


選挙で「当選後コレをやります♪」といった公約なりマニフェストなりが、実際にほんとになされるか。。。。

が担保されてないと、ほんとの意味で実効性のある「契約」にはならないんでしょうね。

その担保の意味合いを、たしかに今でも候補者の「人柄」ファクタは、背負っていることになる。

ただ、昔のようなプレゼンスは、「人柄」ファクタにはない。

これ、医療でもおなじで、受けるサービスの内容が予め明らかにならない限り、治療契約に入らない。

「立派なお医者様だから」とか

「医者であれば当然ご立派な方で、すばらしい治療をしてくださるはずだから」
では治療関係に入らない。はず。今の若い人は。


昔は病気の治療は、重ければ重いほど「お医者様にお任せ」だった。
自分の病期の状況も、治療内容も、ききゃ~~しない。
高齢者は、いまでもこうでしょう。
ウチの母だの、知り合いのおじいさん方も、こぞってこれ。


いまは医師が説明義務を果たすのはまさに「義務」で、やらないと債務不履行責任問われて損賠請求される。

少なくとも都市部のミドルエイジ以下は、
自分が受ける治療内容を納得してから、サービスを受けるようになってる。

この。

日本人のメンタリティの変わり方って、かなり根本的なモノがあるように思います。

若い層なら政治家にも、インフォームドコンセントを求めているでしょう。

「責任感」とか「責任力」とか、「実行力」とか、人の総合的な属性に関する言葉が、空しく響くのはそういうことなんでしょう。


-------------------------

ところで。
金貸しだって、担保は自分で実際にみて評価をしてます。

票だし(有権者)だって、「人柄」の担保力は、心ある人なら自分で見立てて評価するでしょう。
他人の評価をそのまま持ってくることはしない。
それは、意識のある人ほど、そうなはず。。


でも、、、
有権者が候補者の人柄を実見するのは、容易なコトじゃない。

だから、候補者の側から、自分の人柄を見せて回る、のも必要だし、やれば実に絶大な効果がある。

とある自治体の候補者は、前回の雪辱から4年間、出勤時間に
「駅のゴミ拾い」をして、その姿をサラリーマン層にみせ(びらかし)てきました。

これは、有権者の方から出向いて人柄の担保価値を計る必要をなくして、あちらから
「さあ私の人柄という担保価値を計ってください」

とやったわけですね。

彼は若い世代のサラリーマンと妻から絶大な支持を得て、大差で当選しました。
(もちろん、「約束する政策」は具体的で、数値の入ったモノでした)

駅のゴミ拾いがあざといのは、たしか。

でもこれこそが、選挙(とくに自治体の選挙)の、
ただしいマーケティング法、なんでしょう。

----------------------------------------

きゃおるさま

日記、面白く読ませていただきました。
勝手ながら、リンクさせていただきました♪




コメント

きゃおる
2009年10月30日9:16

どん太さま
リンクに気がつくのが遅くなりました。すみません。
わたしも時々リンク先からのぞかせていただいてます。

どん太
2009年10月30日10:27

きゃおるさま

とんでもありません。こちらもちょこちょこのぞかせてくださいね♪

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索