基礎体力(運動能力に限らない)のないモノは、病に落ちるとほんと、どうしようもない。
かわいそうだな。

基礎体力のあるモノは、同じ病でありながら、稼得能力、運動能力を失わない。



頭に基礎体力のある人は、目の前で起こっているできごとの有機的なつながりが見える。
判断にバランスが取れている。

頭に基礎体力のない人は、新しい知見に出会っても、それを料理すべきデータがすくないため、間違える。
かわいそうだなと。




国に基礎体力があるモノは、戦争に負けて焦土になっても、復興ができるし早い。

基礎体力のない国は、自分で戦争しかけてもいないのに、自分を支配する国の戦争に巻き込まれ、支配国が戦争で負けてからも、さらに他国の蹂躙に耐えたりと、自国民を富ませるのにやたらに時間がかかる。
かわいそうだな。


----------------------

「北朝鮮 はるかなり」を読みました。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031079558&Action_id=121&Sza_id=C0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813


金正日の長男、正男の伯母(妹が金正日の妾、正男の母)にあたる人が書いた、北朝鮮での自伝。

もともと南鮮の両班出身、ソウルのお嬢様学校出。
コミュニストになった両親につれられて北朝鮮いり。

以後の苦難と言えば苦難、特権階級にたまたま入れたが故の脱出の記。

苦難という意味では、親御さんの苦難の方が遙かに大きい。
底辺の貧乏人から苦学して知識人となった母親は、女性の解放、貧困の解決を夢見てコミュニストになり。
北に移住後、当初は労働党の新聞の「主筆」として重用されたのに、
金氏独裁がしかれるのに合わせ、「南鮮からの人間」「知識人」「地主階級(夫がね)」ゆえに迫害され、転落していくの。

50年代の北朝鮮の自由な空気。
あのころなら、「帰国事業」で北朝鮮に渡った人が夢見た「楽園」があったといってもいいのに、その後の思想統制、文化破壊、異国人(南鮮・日本居住経験のあるモノ)迫害でほんとにひどい目に遭う。

面白かったです。

くわしくはまた。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索