「勝ちすぎた」民主党の理由
2009年8月31日 日常 コメント (3)地滑り的勝利とか、民主勝ちすぎとか言いますが、
小選挙区制選挙では、こうなります。
まえの小泉郵政選挙の時だって、地滑りで自民公明に3分の2の議席が渡って、今回も地滑りで3分の2が民主とその連携党派に渡る。。。
小選挙区制は、選挙区の中で比較的優位の1人だけが議席を取る、ということで、少しの支持の差が1-0の絶対的な議席の差として出てきます。
選挙の度に、議席のブレが大きくなるのは、今後も変わらないでしょう。
そういう意味じゃ、まえの自公も「勝ちすぎ」てる。
なににくらべ勝ちすぎ、負けすぎなのかといえば、本来の支持率の差に比べ、ということでしょうね。
比例代表は、それを緩和してくれる。
だいたい、比例代表の当選分だけ見たら、自民と民主の支持率の差、
3-1なんて大きなものじゃないのが分かるでしょう。
55対87。
5対8。
これが今現在の、本来の支持率の差です。
☆ 自民対民主
選挙区 64対221
比例 55対87
本来は、大選挙区と比例代表の組み合わせが、いちばん世論通りの議席配分になるはずです。
そもそも、小選挙区制は、自党の政権を揺るぎないものにしたかった自民党が導入したもの。
たしかに、その後の自民は盤石の強さを見せました。
やっと、ですね。
野党がその「小選挙区制のうまみ」を自分に有利につかえたの。。。。
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てなわけで、お日様だいすきさんが水島広子さんのブログを紹介してくださったので、こちらにも転載。
私の思っていることばっちり書いてくださってます。
http://blog.goo.ne.jp/mizucx/
(以下引用)
★ 小選挙区制の「取り扱い注意」
愛川欽也さんは「日本に民主主義の芽生え」と総括されていましたし、もちろん有権者の付託は確かに存在すると私も思います。
でも、今の場合の「付託」は、具体性を持ったものではなく、「今がひどすぎるから何とかしてくれ」というのに一番近いように思います。
それと同時に、小選挙区制の「取り扱い注意」も改めて痛感しています。
今回の議席数を見ると、ちょうど郵政選挙の自民党と民主党のバランスがひっくり返ったような感じです。
これを「政権交代可能な小選挙区制」として見ることは簡単です。
政官業の癒着構造など、政権交代によってしか解消できないものもありますので、この時点での政権交代にはもちろん反対するものではありません。
でも、同時に、小選挙区制を使いこなしていくためには、かなり高い民意が必要だということも痛感しています。
最悪のシナリオは、
「自民党に4年間やらせてみた。社会が悪くなった。自民党が悪い」
「今度は民主党に4年間やらせてみた。社会が悪くなった。民主党が悪い」という繰り返しが続く、ということです。
市民の被害者意識はつのり、政治への絶望感が深まって終わるだけでしょう。
そこには当事者として参加する有権者の姿が見えません。
小選挙区制選挙では、こうなります。
まえの小泉郵政選挙の時だって、地滑りで自民公明に3分の2の議席が渡って、今回も地滑りで3分の2が民主とその連携党派に渡る。。。
小選挙区制は、選挙区の中で比較的優位の1人だけが議席を取る、ということで、少しの支持の差が1-0の絶対的な議席の差として出てきます。
選挙の度に、議席のブレが大きくなるのは、今後も変わらないでしょう。
そういう意味じゃ、まえの自公も「勝ちすぎ」てる。
なににくらべ勝ちすぎ、負けすぎなのかといえば、本来の支持率の差に比べ、ということでしょうね。
比例代表は、それを緩和してくれる。
だいたい、比例代表の当選分だけ見たら、自民と民主の支持率の差、
3-1なんて大きなものじゃないのが分かるでしょう。
55対87。
5対8。
これが今現在の、本来の支持率の差です。
☆ 自民対民主
選挙区 64対221
比例 55対87
本来は、大選挙区と比例代表の組み合わせが、いちばん世論通りの議席配分になるはずです。
そもそも、小選挙区制は、自党の政権を揺るぎないものにしたかった自民党が導入したもの。
たしかに、その後の自民は盤石の強さを見せました。
やっと、ですね。
野党がその「小選挙区制のうまみ」を自分に有利につかえたの。。。。
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てなわけで、お日様だいすきさんが水島広子さんのブログを紹介してくださったので、こちらにも転載。
私の思っていることばっちり書いてくださってます。
http://blog.goo.ne.jp/mizucx/
(以下引用)
★ 小選挙区制の「取り扱い注意」
愛川欽也さんは「日本に民主主義の芽生え」と総括されていましたし、もちろん有権者の付託は確かに存在すると私も思います。
でも、今の場合の「付託」は、具体性を持ったものではなく、「今がひどすぎるから何とかしてくれ」というのに一番近いように思います。
それと同時に、小選挙区制の「取り扱い注意」も改めて痛感しています。
今回の議席数を見ると、ちょうど郵政選挙の自民党と民主党のバランスがひっくり返ったような感じです。
これを「政権交代可能な小選挙区制」として見ることは簡単です。
政官業の癒着構造など、政権交代によってしか解消できないものもありますので、この時点での政権交代にはもちろん反対するものではありません。
でも、同時に、小選挙区制を使いこなしていくためには、かなり高い民意が必要だということも痛感しています。
最悪のシナリオは、
「自民党に4年間やらせてみた。社会が悪くなった。自民党が悪い」
「今度は民主党に4年間やらせてみた。社会が悪くなった。民主党が悪い」という繰り返しが続く、ということです。
市民の被害者意識はつのり、政治への絶望感が深まって終わるだけでしょう。
そこには当事者として参加する有権者の姿が見えません。
コメント
私が小選挙区制反対なのは、常に責めるべき相手が見えてしまうということと、多様な民意が拾えないということが最大の理由です。
また、政権交代が頻繁に起こるようなら各政党は緊張感を持って切磋琢磨するだろうという予想もあるようですが、少なくとも私が落選させた候補者は「なりふりかまわず」品性も捨てて、本来踏み込んではいけないようなことまで必死でやって議席を取り戻したという印象が強いです。人を追い込むと、「何でもあり」になってしまうのだな、と苦々しい思いで見ていました。
ネガティブキャンペーンで議席を獲得するよりも、ヴィジョンと当面やっていくことを明らかにして議席を獲得する方が、世の中の空気が遙かによくなると思います。
そういう意味では、北欧型の比例中心・多数政党連立政権が私の理想です。
政策一つ一つの吟味において、個々人の主体性(=責任)が明確になるからです。
もう一つの懸念事項は、小選挙区ではかなりの票をとらなければならないので、当然「より多くの人におもねる」必要が出てきます。
結果としては政策的に拮抗する二大政党ができるというよりも、似たような二つの政党ができるように思います。(民主党が第二自民党になる怖れは確かにあり)
似たような二つの政党ができればまだましなのですが、自民党がこのまま崩壊してしまうと、単に民主党が長期に政権を担当することによって根っこが生えて第二の自民党になる可能性も否定できません。
私は、市民がより政策に関心を持つためには、「民主党にお任せしてみよう」という発想よりも、どういう政策に自分は希望を感じるのか、どういう社会を思い描けるのか、と言う検証の方が大切なように思います。それが民主主義の成熟というものではないでしょうか。
足跡いただいたので逆襲あんどリンクさせていただきました。
「猫好き45歳」仲間です。
小選挙区制については、まったくその通りだと思ってます。
よろしくお願いしまーす。
(^^)v
リンクありがとうございます♪
こちらもリンクさせていただきました。
こちらこそよろしおねがいします~~(^^)/