■「自殺にはDNA働いている」鳩山・前総務相が発言
2009年7月14日 日常(読売新聞 - 07月12日 22:26)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=896230&media_id=20
>自殺に遺伝性があるとも取れる発言で、批判が出そうだ。
「自殺」に遺伝性があるかどうかはともかく、
昔のいい方だとメランコリー親和型な性格も、
また衝動抑制が利かず、暴力的な性格も、
はたまた、楽観的、リスクをものともしない冒険的・建設的な性格、
慎重きわまりないまじめ一筋、リスク回避的な性格、
はてはあくなき権力欲、権謀術数大好きという性格ですら、
あるていどはDNAによって規定されてくるのは、事実だと思います。
思いますと言うか、すでにいくらも論文あるでしょうに。。。
ただ。
DNAはたしかに気質を規定してきますが、
発生の過程と発生後の人生をとおして身につけた世界観、人間観、行動パターンは、
それにまけずおとらず、その人の人生を左右する力を持つとも思います。
先天的な要因、後天的な要因、すべてが人を作る。
そういう意味では、「DNAの関与」はまちがいなくあるけれど。
それだけに帰責できるわけじゃない。
育ち、状況、その他。。。
こういうこと(DNAの関与)は、学者にいわせておけばいい。
政治家がいっちゃ、だめよ。
ポリティカルに正しくないから。
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自殺に話を戻せば、どんな豪毅な男や偉丈夫であっても、
「時に利あらず、スイ往かず」
ということはあるのであって。
項羽とて、最後は自殺に等しい戦闘をしたわけだしね。
借金で首が回らず、家族と従業員のために、頼むは自分の保険金だけとなった社長さんを、せめてはいけない。
むしろ、男らしい選択で、涙流すしかない。。。
状況がその人をしからしめる力を、ゆめゆめおろそかに考えてはだめなわけでしょう。。。。
☆そうそう、こういう「状況がしからしめる自殺」を起こさないようにするのに責任あるはずの人なわけでしょう?
政治家って。
そういう人がDNAのこと、いっちゃ行けない。
(たとえとある政治家の自殺についての発言でもね)
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話変わりますが。
わたしは政治家になれるだけの気質がある人間が、自殺をするとは考えません。
このふたつは、ぜんぜん気質が違いますから。
政治家が自殺したら、それは
「自殺せざるを得ない状況に追い込まれた」か、
「自殺させられた」か、
端的に「殺された」か、
くらいに思っときます。
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