金の話は品がない

夫の親が、「お金の話は卑しい」「品がない」として、子どもには一切しないし、させない親だったそうな。

その結果。。。
夫も、お金の使い方がよくわからない大人に育ちました。

我が家では、明示でそういわれたことはないけれど、お金が大事だよ、とか、そういう程度の話すら、現実には出なかったです。
子どもに対しては。

まあ、ヨコでケンカしてるときにぎゃんぎゃん言ってるから、「金のないトラブル」はしょっちゅう聞こえますが。。


私が大学くらいかな？両親と私、妹で信州旅行をしたことがあるんですが。。
父を嫌ってる妹が、かなりリラクタントな態度を示したので、
父は、ホテルの予約表その他を見せて、妹一人分にいくらお金がかかっているか、旅行全体でいくらかかっているか、を示して諭したことがありました。

父に言わせると、「子どもにお金の話なんかするのは、キヨミズの舞台を飛び降りるような覚悟だった」そうで。。。

とすると、「卑しい」と思ったのかどうかはしりませんが、
「子どもに家計の話をするモノではない」という前提は、
きつくあったのでしょう。

なんで？
お金の使い方・ためかたの話は、とても大事じゃないですか。

ねえ。

そういったこと、私も夫も、大人になってから、一から学ばねばならなかったんです。
親の伝授がある同世代からすると、すごいハンディキャップ。。。

だいたい、大学生だった頃、世はバブルで、やはりある程度以上家計に余裕のある家庭の子ども達は、自分のアカウントで株式投資をしてました。
また、在学中から友人と会社設立した先輩だっています。
（ソフト制作かなにかの会社。その会社は今、とある市場に上場してます）

私や夫からは、想像もつかない世界だったわけです。

これみてもわかるけれど、

ある程度資産のある家は、その維持管理の仕方を、家を継がす子どもに、きちんと伝授してる。

無産者階級の私たちは、親もそんなノウハウがなかったんでしょう。
なにも伝授を受けてない。

そこに、「品がない」とかいう、お金蔑視の考えが入ってきたら、
もう、あきまへんな。。。。

せめて、お金をリスペクトする思想を、子どもには植え付けたいモノだなあと。。。。
いや、子供いませんが。