高慢と偏見

2009年3月17日 映画
見ました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%85%A2%E3%81%A8%E5%81%8F%E8%A6%8B

キーラ・ナイトレイ(ハリウッドかな)のと、コリン・ファース(BBC)の。

高慢と偏見、最初に読んだのはずいぶん昔で、高校?中学?
ちっとも面白いと思わなかったというか、読むのが苦痛でした。


「ジェーン・エア」の解説にこれがメンションされていたから読んだのだけど。

ジェーン・エアは苦痛と孤独の中で育ったという、人生のバックグラウンドがこれでもかと書かれた後のラブストーリーで、私はずいぶんのめり込みました。
私その物のように思えたから。
今思えば、私は彼女(ジェーン)のような抑制は、当時全くもてなかったのだけど。

それにひきかえこちらは、まずまず問題ない家庭の、健康な未婚女性がよい結婚相手を見つけるまでの話。
ヒロインはおおむね幸福で裕福な女性で、悩みと言えば、下品で愚かでおしゃべりな(ただ、性質は善良な)母の振る舞いくらい。

その辺が、私に合わなかったんでしょうね。
当時は、誰かが駆け落ちして、それがとりもどされるあたりしか、印象に残らなかった。
(これもジェーン・エアに傍ストーリーとして出てきますね。
駆け落ちと、取り戻し。。。。)

今見て、とても美しい映像だし、とても楽しめる作品だとは思うけれど、ジェーンのようにのめり込む話じゃ、ないですね。
(ジェーンは都合3つ4つ、映像化された作品を見ました。
が、原作にまさるものは、なかったなあ)

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コリン・ファースのほうの「高慢と偏見」をみて、
やっと「ブリジット・ジョーンズ」のマーク・ダーシーのプロトタイプを実見しました。

ほんとに、マーク・ダーシーと寸分たがわないわ。

で、設定もプロットも、ブリジット・ジョーンズはこちらを丸写し、立派なパロディに仕上がってるんですね。

両方見れば、なおブリジットが面白くなると言うもの。

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そして、ダーシー氏とエリザベスの会話も、ロチェスター氏とジェーンのそれのパロディなのね。

ジェーンは最初ロチェスター氏に反感を抱き、後に愛するのだけど、ロチェスター氏のほうは、どうやらはじめから一目惚れ。
この「高慢と偏見」のダーシー氏も、どうやら最初から彼女が気に掛かってしょうがなかった風なのも、ジェーン・エアのパロでしょうか。

ダーシー氏→ロチェスター氏とみると、これまたなおなお面白いということで。

頭の中でラブストーリー(ラブコメディ)が一列縦隊でパレードしてます。

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追記。
コレ書いた後でネットで確認したら、時代が前後逆でした。
ジェーン・エアのほうが後。
てことは、シャーロット・ブロンテが、「高慢と偏見」を読んでるんですね。
じぇったい。

で、ダーシー氏は小説では「ハンサム」でしたが、BBCでみるとおり、対してハンサムでないが、知的な顔立ちのコリン・ファースがやって大当たり。

もしかしたら、シャーロットも「この役所ははんさむでない方がいい」くらい思ったのか?

(いやじっさいは、彼女が恋した相手がぶさだったから、だろうけど)

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