くる屋堂さんから
http://blog.goo.ne.jp/kurunekoyamato/2

「モナ・リザは高脂血症だった」という文庫本をみて。。。
肖像画になっている歴史上の人物から、病気の話を巡らす、という、
これも軽い本。
筆者はお医者さんです。
http://www.shinchosha.co.jp/book/610035/

なかで目を引いたのが、「平賀源内はニコチン中毒」

彼は土用の丑の日にうなぎを食べる習慣をつくった張本人、という話があるくらいの、まあ多才な趣味人。

「喫煙によって味覚や嗅覚も損なわれ、中枢神経も麻痺させられる。自分がどんなにひどいヤニのにおいを周囲にまき散らしているかわからないし、舌の味蕾や歯肉がニコチンに侵されて食べ物の味わいもにぶくなってくる」

と言う状況で、「彼のするどい感性も長年の喫煙ですっかり麻痺」。
自分の書いた芝居より、弟子(愛人だわね)の書いた芝居の方が大当たりしたもんで、憤懣やるかたない彼は弟子を傷つけ、さらに通りすがりの人間を殺傷。。。さすがニコ中。

タバコの癌で一番多いのは喉頭癌だそうで、次が肺ガン。

肺ガンの最期は悲惨なんだそうで
「肺ガンの末期は癌が細気管支をふさぎ、呼吸容量が日ごとに減ってくる。息を吸っても吸っても空気が足りない感じ」

「日数をかけてゆっくり窒息死するところが何ともたまらない。苦しさの余り病棟中にひびくほど悲痛な声をあげていた患者さんもいた」

そうで。。。。

喫煙者の友だちがいたら、ぜひ、言ってあげましょうね。
悲惨な最期のことを。
日本の医療は、そうなってもぎりぎりまで延命(苦痛の延長)しますから。

一日に吸う本数と喫煙年数をかけたものが400を超えたら、肺ガン発生の確率が現実的な物に高まるんだそうです。
(一日2箱で10年ですな)





コメント

nophoto
Karcy
2011年5月25日10:22

Wow, that’s a really clever way of tinhknig about it!

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