アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
2008年12月16日 読書 コメント (2)週刊現代に連載されてたコラムの単行本
「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない 」
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%8D%8A%E5%88%86%E3%81%AF%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-Bunshun-Paperbacks-%E7%94%BA%E5%B1%B1-%E6%99%BA%E6%B5%A9/dp/4163707506
おもしろかったです。
いかに今のアメリカ人の半分がバカか。
バカなのは理由があって、彼らは自ら「学ばない」を旨としてるから。。。
彼らは、「よけいな知識は、聖書に疑いの目を持つ毒だから」
子どもにも学ばせない。
ふう。
--------------------------------
マケインって、ベトナムのベテランなのですね。
親が司令官で、長男なので、しっかり出征。
しかも捕虜で捕まり、「司令官の長男」という付加価値で、捕虜交換に使われるところを、「同胞が同じく捕虜として苦しんでいるのに自分だけ優越的地位を利用して先に逃れるのは潔しとしない」といって拒否。
5年にわたり、捕虜生活を送ったそうな。結果として、適切な治療をうけられず、ベトナム軍からうけた暴行の後遺症を四肢に残すことになったんだそうで。。
その他、イラク攻撃、キリスト教トンデモ信者層の取り込み、富裕層への減税、経済放置、ブッシュがする主要でくそみそな政策、すべて反対に回ったそうで。
「おまえは民主党へ行け!」と、右翼系のコメンテーターあたりから揶揄される存在だったんだそうですね。
ほんとに、じぇんじぇんしりませんでした。
としたら、マケインの共和党支配は、ブッシュ時代とは別の政府になったんだろうなあ。
どちらもおいしい候補だったと言うことで、なんだかもったいない今回の選挙でした。
まあ、2000年の時点で共和党がマケインを大統領候補にしなかったのが歴史の痛恨、ということでしょうね。
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マケインは穏健な保守良識の体現者、とすると、今回の選挙もまた、2000年選挙のように、大衆のセンチメントできまった、面がある、ということかもしれません。
でもまあ、いつも選挙は理性より、センチメントで動くしねえ。。。
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ブッシュがおもねり、彼の支持に多大に寄与したのがキリスト教福音派、という原理主義者、だそうですが。。
たしかに、キリスト教保守派が、大統領選は経済政策でも外交でもなく、ただ「ゲイの結婚を認めるか」「中絶を認めるか」(ごりごりのキリスト教福音派はどちらも徹底してNO)だけになるのが、とっても不思議でしたが。。。
そりゃ、「進化論を教えることにブーイングを出すキリスト教徒」の話も聞いたけど。。。
「アメリカのごく一部の変な連中のことでしょう」と私は思ってたんです。
特に今年、帰国していたポテト州在住の友人から、
「モルモン教徒のトンデモ生活」
「ポテト作ってるくそ田舎のくそアメリカ人がいかにブッシュを信仰してるか」
みたいな話を聞いていても、まだその程度に思ってた。
とんでもないですね。
3分の1の票がこれ、だそうで。。。
アメリカの理性が闘う敵は、このキリスト教ゆえに無知を旨とするおおバカ国民たち、ということで、しかもとんでもなく、手強い敵なんですね。。。
しらんかった。あまいっすね。
「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない 」
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おもしろかったです。
いかに今のアメリカ人の半分がバカか。
バカなのは理由があって、彼らは自ら「学ばない」を旨としてるから。。。
彼らは、「よけいな知識は、聖書に疑いの目を持つ毒だから」
子どもにも学ばせない。
ふう。
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マケインって、ベトナムのベテランなのですね。
親が司令官で、長男なので、しっかり出征。
しかも捕虜で捕まり、「司令官の長男」という付加価値で、捕虜交換に使われるところを、「同胞が同じく捕虜として苦しんでいるのに自分だけ優越的地位を利用して先に逃れるのは潔しとしない」といって拒否。
5年にわたり、捕虜生活を送ったそうな。結果として、適切な治療をうけられず、ベトナム軍からうけた暴行の後遺症を四肢に残すことになったんだそうで。。
その他、イラク攻撃、キリスト教トンデモ信者層の取り込み、富裕層への減税、経済放置、ブッシュがする主要でくそみそな政策、すべて反対に回ったそうで。
「おまえは民主党へ行け!」と、右翼系のコメンテーターあたりから揶揄される存在だったんだそうですね。
ほんとに、じぇんじぇんしりませんでした。
としたら、マケインの共和党支配は、ブッシュ時代とは別の政府になったんだろうなあ。
どちらもおいしい候補だったと言うことで、なんだかもったいない今回の選挙でした。
まあ、2000年の時点で共和党がマケインを大統領候補にしなかったのが歴史の痛恨、ということでしょうね。
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マケインは穏健な保守良識の体現者、とすると、今回の選挙もまた、2000年選挙のように、大衆のセンチメントできまった、面がある、ということかもしれません。
でもまあ、いつも選挙は理性より、センチメントで動くしねえ。。。
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ブッシュがおもねり、彼の支持に多大に寄与したのがキリスト教福音派、という原理主義者、だそうですが。。
たしかに、キリスト教保守派が、大統領選は経済政策でも外交でもなく、ただ「ゲイの結婚を認めるか」「中絶を認めるか」(ごりごりのキリスト教福音派はどちらも徹底してNO)だけになるのが、とっても不思議でしたが。。。
そりゃ、「進化論を教えることにブーイングを出すキリスト教徒」の話も聞いたけど。。。
「アメリカのごく一部の変な連中のことでしょう」と私は思ってたんです。
特に今年、帰国していたポテト州在住の友人から、
「モルモン教徒のトンデモ生活」
「ポテト作ってるくそ田舎のくそアメリカ人がいかにブッシュを信仰してるか」
みたいな話を聞いていても、まだその程度に思ってた。
とんでもないですね。
3分の1の票がこれ、だそうで。。。
アメリカの理性が闘う敵は、このキリスト教ゆえに無知を旨とするおおバカ国民たち、ということで、しかもとんでもなく、手強い敵なんですね。。。
しらんかった。あまいっすね。
コメント
結局オバマに決まって、オバマのもとで政権入りした長官達が優秀な人達ばかりなので、ほっとしています。
それに、オバマのスピーチは、知的水準が高い次期大統領を選んだアメリカにはまだ望みがあると思わせてくれます。
>彼が選んだ副大統領候補があまりにもひどかったので
まったく♪なんだったんでしょうね。日本のような派閥調整人事、みたいなのがあるのでしょうか。
それだといた仕方なくというのがあるでしょうが。。
>オバマのもとで政権入りした長官達が優秀な人達ばかりなので、ほっとしています。
そんな感じですね。
私が懐かしさを感じるような名前もあるし。
>オバマのスピーチは、知的水準が高い次期大統領を選んだアメリカにはまだ望みがあると思わせてくれます。
あまりにおろかに走った8年間の反動、という感じでしょうか。
町山さんは、とんでもキリスト会派が今回はしっかりブッシュに失望してくれたおかげ、という口吻でした。
彼らがある限り、アメリカの無知と暴虐は消えたわけではないので、アメリカの理性の方が、どれだけ彼らを「教化」できるか、も大事、なのでしょうか。。。