がくえんさいＯＢ会

夫がジュニアキャンパスの学園祭に顔出ししてきました。
学園祭実行委員会のＯＢ会にでるため。

ＯＢ会は正式名称「老人会」というんですが、さすがに現役の委員の学生が

「我々の今日あるのは、老人のみなさまのおかげです！」

と乾杯の辞をのべたのには、なんちゅうか、頭の毛のうすいゆえの寒さ以上の寒さを感じたらしい夫。。。


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まえから優柔不断で、「転職したいな～～」といいつづけ、いまだにしていない先輩がいます。
写真機とコピー機を作るメーカー勤務。

「オレは毎日七色のトナーにまみれてなにやってんだか。。。」
と彼がぶつくさいってるのを、

別の先輩（やはりメーカー勤務）がたしなめたそうです。


「何いってんだ。理系なんだから当然じゃないか。おまえは２０年前から言うことがかわらんな」

「いや、トナーにまみれたのはここ３年のことだよ。前はなんとかかんとかにまみれて。。。」

「だから、そういうのにまみれて仕事するのは、理系なんだから当然だろ」

それ聞いていた夫はいたく感動したらしいです。

現物にまみれて実験実験の日々。
これが理系だろ、当然だろ。

というのに、感動したらしい。
夫はそれがいやで（？）、理系就職した会社を辞めてるので。。。



理系なんだから、「まみれる生活」は当然だろ。
これは、自分の分（ぶん）を自覚しろ、自覚してそれを受け入れろ、
と言う言葉ですね。

分を自覚しないで、そこから逃げ回ろうとする「トナーにまみれて」の先輩は、やはりかっこわるい。
それがおまえの分だろ、とたしなめる先輩は、かっこいい。


でも、どうなんだろ。。。

自分の「分」は、かならずしも、自分の希望で選ぶばかりじゃない。
「分」は、多くが、どちらかといえば、「与えられる」もので。。。

与えられた分を楽しむことができれば、それが幸福なんだろうと思います。

少なくとも、与えられた分から逃げ回る生活は、どこまでも空虚で味がない。

そうはいっても。

いま私に与えられた分は、「慢性病の患者」です。

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私が老人会にでれないのは、まあ、でぶったせいもあるけれど、それはまあおちゃらかしで。。。

わたしがまだこの分を、受け入れられてないから、といえるかもしれません。