旦那が上記のタイトルで送ってきたURLがこれ。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2362759/2723884

「相当数の調査を重ねた結果、化学物質と複合的な慢性体調不良との間には関連があると、かなりの確信をもって言うことができる」

なにかで読んだ本では、兵士達はやまほど得体の知れない「予防接種」をされ、それをうけた兵士がその後ずっと体調不良と化学物質一般への過敏性を訴えていた、というのがありました。

基地で頻繁になんだか得体の知れない「殺虫剤」をまかれまくり、帰国後、慢性的に続く化学物質への過敏症状を訴える兵士の話もありました。

ベトナム戦争の後遺症はPTSD。
湾岸戦争の後遺症はMCS(多種類化学物質過敏症)。

後者は、ブッシュ政権下ではなかなか言えない。
この認識はたしかに、今後ぐっと広まるでしょうね。
ぜひともオバマさんには、生き抜いて、2期ばっちり務めて欲しい。
その間のCSの認知度の広がりは、期待できる物があると思います。


コメント

どん太
2008年11月18日20:37

3月11日 AFP】湾岸戦争後に帰還米兵のあいだで見られるようになった体調不良、いわゆる「湾岸戦争症候群」の中には、戦地で暴露した化学物質が原因になったケースが相当存在するという米カリフォルニア大学の調査結果が10日、『米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)』に発表された。

 カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California San Diego、UCSD)医学部のベアトリス・ゴロム(Beatrice Golomb)氏が率いる研究チームは、殺虫剤の使用、神経ガス対策用の錠剤の服用、あるいはサリンなどの化学兵器を保管する武器庫の破壊に従事した場合など、帰還兵が暴露した化学薬品の種類ごとに健康への影響を調査した。「相当数の調査を重ねた結果、化学物質と複合的な慢性体調不良との間には関連があると、かなりの確信をもって言うことができる」と調査を行ったカリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California San Diego、UCSD)医学部のベアトリス・ゴロム(Beatrice Golomb)氏は語る。

 湾岸戦争に従軍した人の26~32%が、記憶障害、不眠症、筋肉・関節痛、倦怠感、ほてり、呼吸障害などの慢性的な症状を訴えている。論文は、これらの症例の原因が化学物質だけとは言えないものの、一部あるいは相当数が化学物質により引き起こされた可能性があると結論づけた。

 さらに、湾岸戦争症候群の原因となったものと同じ化学物質が、一般の人の同様の症状の原因になっている可能性もあるという。米軍では湾岸戦争時に使用していた神経ガス対策用の錠剤の使用を中止したが、農薬や殺虫剤は依然として米国をはじめとする世界各国のオフィスや家庭で用いられている。

 一方、ゴロム氏らは、同じ化学薬品に触れても、発症する人と発症しない人がいる理由は個々人の遺伝子の違いであることを発見した。約25万人の米兵が、神経ガス予防のための錠剤を服用したが、遺伝的にこの薬剤の解毒能力が弱い人は、湾岸戦争症候群を発症するリスクが明らかに高いという。こうした遺伝子変異は、筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis、ALS)などの神経系疾患との関連も指摘されている。(c)AFP
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【ワシントン=増満浩志】米退役軍人省の専門家委員会は17日、湾岸戦争(1991年)の帰還兵が多数、苦しんでいる記憶力低下や全身の痛みなどの「湾岸戦争症候群」について、「主に脳と神経系への有毒物質による障害で、帰還兵の4人に1人が発病している」とする報告書を発表した。



 同委員会は、研究データ数百点を詳しく分析。症候群の主因を〈1〉毒ガス兵器に備えて投与された予防薬〈2〉殺虫剤--の二つに絞り込んだ。また、「他の様々な物質の影響も否定はできない」と指摘。特に、91年にイラクで神経ガスを処分した際、風下にいた兵士は、脳腫瘍(しゅよう)による死亡率が他の兵士の2倍に上るとしている。



 一部で指摘された劣化ウラン弾などの影響は否定した。また、他の戦争との比較から、「戦闘などによる精神的な後遺症とは根本的に違う」と結論した。

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