萩野原

2008年9月21日 日常
あちらの日記に書いたもの。
こっちではもうさんざん話してることです。
みみたこ。

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今日はちいと悲しいことがあったので、思い出話を。
お目汚しなので、あらかじめお断りしておきます。

中島みゆきの「萩野原」という歌をひさしぶりに聞いて思い出しました。
http://jp.youtube.com/watch?v=8v3xQAq5M4Y
(2分40秒から)


大学時代、とあるゲイの先輩が好きでした。
いまいまも心残りはあって、たぶんこれは墓場までもっていくんですが。。

入ったときは1年先輩。学園祭の実行委員の先輩でした。

大学に入り、学園祭の実行委員会に入った最初に、「こいつはホモだから」と紹介されたので、相手がホモは先刻承知。

紹介の時から、誰はホモ、誰はヘテロ、というのは明確に教えられました。
あとあと、困らないように、でしょうか。。。

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どういうわけか、3年生の頃から好きになり(あちらは留年したので、3年から同学年)。

いろいろあって、こちらが告白してふられて、その後むこうから告白されて、とか、まあほんとにいろいろあったんですが。。。

告白してふられて、の後の頃。

私が彼を好きだった頃、彼は、Nという男の子が好きでした。

中島みゆきの「萩野原」という歌を聞くたび、思い出します。

「髪が舞い上がっても」というくだりで思い出すのは、
学生時代、ディズニーランドにグループで行き、「カリブの海賊」に乗ったとき、
「N、彼、私」という順番で並んでいたとき、彼はすかさずNとふたりでゴンドラに乗り、私はひとりぼっちで後ろの席に乗って。。。

ゴンドラがふっと急流を下るとき、私の目の前で、彼の髪がふわっと舞い上がったのが、どうしても浮かんできまして。。。。
たかだかうなじのことですが、とってもセンシュアルで。。。

逆にすごくさびしかったな~~~~。。。。。。

その後友人が彼に「何で彼女(私)をひとりにしたんだ」
と聞いたとき、彼は
「なんとなく、どうしても、そうしたかった」
と答えたそうです。。

Nはノン気だったので、その後私の友だちの女の子と結婚しましたが。。。


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他にも、横須賀の、観音崎の公園を、深夜二人で歩いていたときに、頭の中でひびいていたのがみゆきの「毒おんな」だったなあとか。

「助けてくださいとレースペーパーに千回血で書いた手紙」

というくだりです。まだ、つきあっていない、ふられたままの頃でした。

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彼から告白をうけたときの彼の言葉は、(コレも前に書きました。何度も繰り言、ごめんなさい)

「1年前、あなたの申し出を断った理由を語っていなかった」
「あのときぼくは、長井代助になりたくなかった。今自分は寂しい。この寂しさを埋めるために、あなたに乞いたい。僕の方に来ませんか」

そういわれたのは、これは、たぶん墓場までモンです。

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結局、うまくはいかずに別れたのですが。。。

そりゃ行きませんよね。
こっちは男じゃない。。。
男だったら良かったんだけどな~~~

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「萩野原」のうたで。。。。
「萩の花を一輪、もらいましたね」の下りでは、
卒業後、やはりグループで奈良は唐招提寺に行ったときの、
彼のトレンチコート姿がうかびます。

境内の萩の花に埋もれていました。
紫の萩でしたが。。。


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別の、京都にみんなで行ったとき。

私だけが、京都で合流してくる彼の服装を想像してあてた、こともありました。


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卒業後も、学園祭のときのOB会で毎年会っていたので、
その後のすがたはもちろん、知っています。

それでも、思い出す彼の姿は、まだ20と少しの、学生時代の彼、です。

みゆきの萩野原のうたのいうように、
「思い出すあの人は、いつも、少年です」

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終わったときの彼の最後の言葉が、
「またこちらに来たくなったら、いつでも」
というものだったので、ついつい、みゆきの「maybe」を聞くと思い出したりしてましたが。。。

http://jp.youtube.com/watch?v=DEhEbGS4pmg

それも結婚し、さらに再婚し、私がでぶりとする間に、やっとあきらめがつくようになりましたけどね。。。。。。


最後の時の、私の車から降りた彼が寮へと帰る道がざんざんの雨だったこと。
ぬれたまま遠ざかっていく後ろ姿も、覚えてます。。。

「やせっぽちのジョニー・E」
http://jp.youtube.com/watch?v=1RZjoMd75DI

ええ、彼はとっても、やせてましたので。。。
「翼の折れたエンジェル」の雨のイメージと重なってるんで。。。

しかししばらく後には、彼は彼の友人(恋人ではない。。。と思う)と、「FF」を力強く謳っていました。

「愛がすべてさ」の部分を
「論理がすべてさ」に変えて。
「お前の涙を振り返りはしない」ということでしょうかね。。

http://jp.youtube.com/watch?v=n-StL7Vgy5k

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と。
ここからはこちらだけ。

あのオファーをうけたとき、私はどう答えたらよかったんだろうなあと、今朝方考えました。
20年も過ぎて。おいおい。

彼のオファーには、「ただ、私がいちばん愛している人は他にいる。それでもよかったら、来て欲しい」という言葉が着いていたのです。

だからこその、「寂しい」
なのね。

で。

わたしはこういえばよかったんだ。
「で、私はあなたに、なにをどこまで期待していいんでしょうか」

わたしはそれがわからなかったために、いたたまれなくなって逃げたので。。

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あの後、N君には、N君が他に好きな人がいると知っていながら、「2番手でいいから」といってついてくる女の子がいました。

のちにN君が一番の子と結婚したときは身を引き、数年後に奥さんと別れた後に、またアプローチして、結局彼と結婚しましたが。。。

うーん。

まあ、事例が違うと言えばそれまでなんだけど。
私にはできなかったのよね。。。






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