蟹工船とは。。。ある意味なさけない
2008年5月27日コメント (2)http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0805/14/news025.html
いや、前回の志位国会質問の記事で、ことがここまで進んでいるというのを知ったという、かなり鈍感な人間です。
しかし蟹工船に共感できるとは、いったいどういう生活なんじゃ!
この世界は戦後なくなって、特に昭和40年代の激しい労働運動時代を経て企業も賢くなり、経済成長も支えになって労働者は人間になったはず、だったんです、私の頭の中では。
じつは「日雇い派遣」というのがいつから認可されたのかすら、チャンと知りません。
派遣といえば、時給1800円くらいのらくちんOL、という固定観念で、「男の派遣」というのは、もっと時給高めの、SE・プログラマさんなんかのことだとばっかり。てっきり。
嗚呼、世間を知らないとはこのことですね。
で、どういうわけで、労働者蟹工船化を可能にできたやら。
いつから、日本は1920年代の裸の資本主義時代に先祖帰りしたのか。
なんとも、浦島太郎な気分です。
しかし、シゲさんもおっしゃってましたが(言及してごめんなさい)これをつづけると、「訓練を受けない、コミットメントをもたない、使えない底辺労働者」がけっこう蓄積するでしょうね。
そこからさきの日本は、ねじの締め加減まで伝承できた、ものづくりの日本を自らもって任じた時代の日本とは、別物になるでしょうね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(以下引用)
小林多喜二の『蟹工船』が売れている。
今年に入って突然売れ始め、急遽4月に7000部を増刷、それでも追いつかず、5万部を増刷した。ブームの背景には「ワーキングプア」と呼ばれる人々からの共感があるようだ。
時代を超えた連帯を実感
きっかけとなったのは、毎日新聞に掲載された作家の高橋源一郎さんと雨宮処凛さんの格差社会をめぐる対談(1月9日付朝刊)だった。
雨宮さんが「『蟹工船』を読んで、今のフリーターと状況が似ていると思いました」と発言。これに高橋さんが「偶然ですが、僕が教えている大学のゼミでも最近読みました。そして意外なことに、学生の感想は『よく分かる』だった」と応じる、という内容。
この対談後、東京・上野の大型書店が、平積みにしてポップやパネルを使って販促を仕掛けると、多いときで週に80冊も売れるヒットとなり、他の大型書店が次々と追随、ブームに火が付いた。
「ワーキングプア」と『蟹工船』の労働者の類似性にいち早く着目した白樺文庫多喜二ライブラリーは一昨年11月、大学生や若年労働者をターゲットに『マンガ蟹工船』(東銀座出版社)を出版。増刷を重ね、発行部数は1万6000部に達した。
(中略)「『蟹工船』を読め。それは現代だ」(20歳男性)、「私たちの兄弟が、ここにいる」(34歳女性)。
いや、前回の志位国会質問の記事で、ことがここまで進んでいるというのを知ったという、かなり鈍感な人間です。
しかし蟹工船に共感できるとは、いったいどういう生活なんじゃ!
この世界は戦後なくなって、特に昭和40年代の激しい労働運動時代を経て企業も賢くなり、経済成長も支えになって労働者は人間になったはず、だったんです、私の頭の中では。
じつは「日雇い派遣」というのがいつから認可されたのかすら、チャンと知りません。
派遣といえば、時給1800円くらいのらくちんOL、という固定観念で、「男の派遣」というのは、もっと時給高めの、SE・プログラマさんなんかのことだとばっかり。てっきり。
嗚呼、世間を知らないとはこのことですね。
で、どういうわけで、労働者蟹工船化を可能にできたやら。
いつから、日本は1920年代の裸の資本主義時代に先祖帰りしたのか。
なんとも、浦島太郎な気分です。
しかし、シゲさんもおっしゃってましたが(言及してごめんなさい)これをつづけると、「訓練を受けない、コミットメントをもたない、使えない底辺労働者」がけっこう蓄積するでしょうね。
そこからさきの日本は、ねじの締め加減まで伝承できた、ものづくりの日本を自らもって任じた時代の日本とは、別物になるでしょうね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(以下引用)
小林多喜二の『蟹工船』が売れている。
今年に入って突然売れ始め、急遽4月に7000部を増刷、それでも追いつかず、5万部を増刷した。ブームの背景には「ワーキングプア」と呼ばれる人々からの共感があるようだ。
時代を超えた連帯を実感
きっかけとなったのは、毎日新聞に掲載された作家の高橋源一郎さんと雨宮処凛さんの格差社会をめぐる対談(1月9日付朝刊)だった。
雨宮さんが「『蟹工船』を読んで、今のフリーターと状況が似ていると思いました」と発言。これに高橋さんが「偶然ですが、僕が教えている大学のゼミでも最近読みました。そして意外なことに、学生の感想は『よく分かる』だった」と応じる、という内容。
この対談後、東京・上野の大型書店が、平積みにしてポップやパネルを使って販促を仕掛けると、多いときで週に80冊も売れるヒットとなり、他の大型書店が次々と追随、ブームに火が付いた。
「ワーキングプア」と『蟹工船』の労働者の類似性にいち早く着目した白樺文庫多喜二ライブラリーは一昨年11月、大学生や若年労働者をターゲットに『マンガ蟹工船』(東銀座出版社)を出版。増刷を重ね、発行部数は1万6000部に達した。
(中略)「『蟹工船』を読め。それは現代だ」(20歳男性)、「私たちの兄弟が、ここにいる」(34歳女性)。
コメント
・・・退職したら伝導師にでもなりますかねぇ・・・
ありがとうございます。
>高度経済成長的生産性の向上を未だに求めていること
>インド中国の底辺生産性に合わせて生産性を要求すること
うおー。
生産性の向上を人件費にもとめちゃ、あかんじゃろうに。。。
中国インドの水車に挑むドンキホーテになるんじゃ。。
人件費の問題じゃ、太刀打ちできないですもんね。というか、太刀打ちできる国に変えるというのは、、、なんかなあ。
日雇い派遣合法化、というのは、太刀打ちできる国、へのシフトなんでしょうね。
>格差上層とのソフト的隔離のために無能であることを求めているゆえ
この辺が、わかりかねるんですよね。
なんで?
て言う感じで。。。
余りコミットされたくない、うるさいから、というのはあるのかもしれませんね。
QCとかいってやっていたのは、もう昔なんでしょうか。
>日本の半端な広さもそろそろ限界ではないかと私は考えます。
にゃーん、ますますわかりません。
中国インドにもなれず、シンガポールにもなれない、ということですか?
>退職したら伝導師にでもなりますかねぇ
淵瀬春秋さんの伝道師、見てみたいです。
というかぜひ。