志位さん、気持ちいいわ
2008年5月22日コメント (2)毎日にめずらしく「共産党の質問が若者に見られている」という記事があったので、みてみました。。
http://www.youtube.com/watch?v=6I_NTfz3RNs
これはこれは。。。。
話を聞いていると、昔の蟹工船時代か?というような話が。。。
蟹工船が最近若者に読まれてるというのは、理由がないことじゃないのね。。
なんだ、ここは「高度に発達した資本主義社会」かと思ったら、いつのまにか「裸の資本主義」時代に先祖帰りしてたのね〜。
多くの実例、データで展開する聞かせる質問、相手に逃げ場を与えない隙のない論理展開。気持ちいいわ。
じつはあまり興味のない分野でしたが、私には「聞かせる」内容のあるものと思いました。
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以下引用
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080522mog00m010017000c.html?inb=yt
共産党:志位委員長ネットでモテモテ(1)動画サイトに「GJ」「C!」
志位和夫・共産党委員長(53)がインターネット上でモテモテだ。きっかけは、派遣労働を取り上げた2月の国会質問。延べ14万人以上が動画を目にし、好意的な反響が相次いだ。低迷が続く共産党だが、果たして次の衆院選で「ウルトラC(志位)」の大躍進なるか?【遠藤拓】
◇「派遣労働」国会質問、若者の声代弁
「涙が出ます。労働者は団結して共産党を応援しなければ」「派遣先企業・派遣会社は奴隷制度の片棒を担ぐ、悪代官」。切実なコメントばかりと思いきや、「GJ(グッジョブ=よくやった)」「C(志位)! C! C!」と、軽いノリの書き込みも。
どれも志位さんが福田康夫首相を追及した国会質問への動画サイト上の反響だ。不思議な軽さが入り交じるのが、いかにも当世風。志位さんの反応が知りたくて、東京都渋谷区の共産党中央委員会を訪ねた。
「大勢の若者が、『派遣労働は地獄だ』との感想を寄せてきた。反響が起こったのはうれしいけど、非常に重い責任を感じます。解決まで一緒に戦わなければ」。浮かれたところはまったくない。
それもそのはず、状況はあまりに深刻だ。こんな告発もあった。流産した女性が翌日にはもう働きに出た。別の派遣労働者夫婦が、妻の妊娠で2人ともクビ−−。「ルールなき資本主義。人間らしい労働が壊され、その中核に派遣問題がある」と熱もこもる。
ところで志位さん、さしずめ「志位萌(も)え現象」とも言えるこの人気、どうですか。「もう、ちょっと(笑い)。まあ、いろんな若者がですね、自分と同じことを考えている人がいたんだと知ってくれたと思うんですよね。ということだと思うんです」
しどろもどろ。国会質問で見せた雄弁さはいったいどこへ? 「答えにならないと言われるかもしれないけど、『蟹工船(かにこうせん)』がブームでしょ。小林多喜二に若者が共鳴する状態が広くある。その苦しみに心を寄せられるかが政治家に問われるんじゃないか。私自身は少なくともその思いで取り組んできたし、それが(人気に)つながったと思います」
■
きまじめというか、堅物というか。失礼ながら、「オタク」から一目置かれる麻生太郎・自民党前幹事長のように軽妙な話術もなければ、イケメンでもない。なぜ、こうもウケるのか。ジャーナリスト、佐々木俊尚さんはこう分析する。
<追及スタイルがきわめてブログ論壇的だった……霞ヶ関から引き出したデータや全労連経由で集めた証言などをニュースソースとして提示し、その上にひとつひとつ論理を重ねて政府側を攻めていくという手法を採り、きわめて説得力にあふれていた>(「諸君!」5月号)
つまり、人柄やキャラクターでなく、政策論争の中身そのものが評価された、ということだ。これまでの共産党は、政策本位で突き進むあまり、お世辞にも有権者の心をつかむのはうまくなかった。でも、ネットを使い、得意の政策で勝負できるのなら、党勢拡大につながるのではないか。今後はどう、ネットを活用しますか? 「ネットの可能性は大いに開拓したい。でも、やっぱり一番は中身。中身抜きでテクニックうんぬん、ではありません」。やっぱりきまじめだ。
http://www.youtube.com/watch?v=6I_NTfz3RNs
これはこれは。。。。
話を聞いていると、昔の蟹工船時代か?というような話が。。。
蟹工船が最近若者に読まれてるというのは、理由がないことじゃないのね。。
なんだ、ここは「高度に発達した資本主義社会」かと思ったら、いつのまにか「裸の資本主義」時代に先祖帰りしてたのね〜。
多くの実例、データで展開する聞かせる質問、相手に逃げ場を与えない隙のない論理展開。気持ちいいわ。
じつはあまり興味のない分野でしたが、私には「聞かせる」内容のあるものと思いました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以下引用
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080522mog00m010017000c.html?inb=yt
共産党:志位委員長ネットでモテモテ(1)動画サイトに「GJ」「C!」
志位和夫・共産党委員長(53)がインターネット上でモテモテだ。きっかけは、派遣労働を取り上げた2月の国会質問。延べ14万人以上が動画を目にし、好意的な反響が相次いだ。低迷が続く共産党だが、果たして次の衆院選で「ウルトラC(志位)」の大躍進なるか?【遠藤拓】
◇「派遣労働」国会質問、若者の声代弁
「涙が出ます。労働者は団結して共産党を応援しなければ」「派遣先企業・派遣会社は奴隷制度の片棒を担ぐ、悪代官」。切実なコメントばかりと思いきや、「GJ(グッジョブ=よくやった)」「C(志位)! C! C!」と、軽いノリの書き込みも。
どれも志位さんが福田康夫首相を追及した国会質問への動画サイト上の反響だ。不思議な軽さが入り交じるのが、いかにも当世風。志位さんの反応が知りたくて、東京都渋谷区の共産党中央委員会を訪ねた。
「大勢の若者が、『派遣労働は地獄だ』との感想を寄せてきた。反響が起こったのはうれしいけど、非常に重い責任を感じます。解決まで一緒に戦わなければ」。浮かれたところはまったくない。
それもそのはず、状況はあまりに深刻だ。こんな告発もあった。流産した女性が翌日にはもう働きに出た。別の派遣労働者夫婦が、妻の妊娠で2人ともクビ−−。「ルールなき資本主義。人間らしい労働が壊され、その中核に派遣問題がある」と熱もこもる。
ところで志位さん、さしずめ「志位萌(も)え現象」とも言えるこの人気、どうですか。「もう、ちょっと(笑い)。まあ、いろんな若者がですね、自分と同じことを考えている人がいたんだと知ってくれたと思うんですよね。ということだと思うんです」
しどろもどろ。国会質問で見せた雄弁さはいったいどこへ? 「答えにならないと言われるかもしれないけど、『蟹工船(かにこうせん)』がブームでしょ。小林多喜二に若者が共鳴する状態が広くある。その苦しみに心を寄せられるかが政治家に問われるんじゃないか。私自身は少なくともその思いで取り組んできたし、それが(人気に)つながったと思います」
■
きまじめというか、堅物というか。失礼ながら、「オタク」から一目置かれる麻生太郎・自民党前幹事長のように軽妙な話術もなければ、イケメンでもない。なぜ、こうもウケるのか。ジャーナリスト、佐々木俊尚さんはこう分析する。
<追及スタイルがきわめてブログ論壇的だった……霞ヶ関から引き出したデータや全労連経由で集めた証言などをニュースソースとして提示し、その上にひとつひとつ論理を重ねて政府側を攻めていくという手法を採り、きわめて説得力にあふれていた>(「諸君!」5月号)
つまり、人柄やキャラクターでなく、政策論争の中身そのものが評価された、ということだ。これまでの共産党は、政策本位で突き進むあまり、お世辞にも有権者の心をつかむのはうまくなかった。でも、ネットを使い、得意の政策で勝負できるのなら、党勢拡大につながるのではないか。今後はどう、ネットを活用しますか? 「ネットの可能性は大いに開拓したい。でも、やっぱり一番は中身。中身抜きでテクニックうんぬん、ではありません」。やっぱりきまじめだ。
コメント
私、フリーランスのコピーライターなわけですが、まぁ法的には請負業です。
で、そういう立場から見てると、確かに日雇い派遣も問題なんですが、ILOの報告にあった、中長期的な人的資源の育成という問題への疑問に行き当たらざるを得ないんですよ。
このあたり長くなるので書かないですけど、本当に派遣法というのはどこまで行っても人を人とも思わない、日本という国をダメにする悪法だと思ってます。人が物事を積み重ねて成長するという、基本の基本を無視した「非現実的、幻想法制」であって、こんな法制が存在することの方がおかしいと、僕は個人的には思ってるんですね。
キャノンがやたらと業績がいいと言う割に製品が全然面白くも何ともないから、どういう事か? と思ってたけど、ようは人件費削って儲けてるだけじゃん、というのがわかって、なるほどーって納得しましたね。実名をはっきり出して言う志位さん、良いですよねぇ。
共産党ってそれほど好きな政党でもないんだけど、こと「労働」というテーマに関しては、やっぱりビシっと一本筋が通ってるよなぁとあらためて思いました。
良い情報のお知らせ、ありがとさんでした。
>まぁ法的には請負業です。
おおなるほど、そういう勤務形態なんですね。
キャノン、御手洗氏の名前もいいながら追及。いいですねえ。。
私も選挙で投票しないけど、労働問題は、さすがお家芸、というか、すごく納得感がありましたね。
>良い情報のお知らせ、ありがとさんでした。
いえいえ、そういっていただけてうれしいです。