眠れないので思い出話
やくたいもない、少女時代の思い出がたーくさん出てきました。

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?「日出る処の天子」(山岸凉子)

が高校時代大好きでした。

もう厩戸の王子(=聖徳太子)命で、恋する乙女だった私は、「聖徳太子のことが知りたい!」と目が星のようになっていたでしょうね。

んである時、教職員用図書室(生徒入室不可)に

「上宮聖徳法王帝説」と「扶桑略記」

というのがあるのを、どういうわけか知りました。
このふたつ、どちらも聖徳太子の事績が書かれているので、読みたかったのです。
図書室の前で貼っていて、だれか先生が図書室に調べ物に入ったときに、ナニ食わぬ顔をして後ろから入り込み、室内の机でしこしこノートに書写していました。

当時はコピーするなどと言うわざは頭にうかばなかったのです。

当時のノートはいまでも取ってあります。(たびかさなる引っ越しの際にも捨てられなかった)

ひとりでわくわくしながら1文字1文字、大事に書写していたときの気持ちを思いだして
「ああ、あのときに帰りたいなあ」と。。

それにしても、先生方、だれも私をとがめ立てしませんでした。
誰かに許可をもらってるんだろうくらいに善意に解釈してくださってたんでしょうね。

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?「あさきゆめみし」

高校時代、精神的に疲弊していた私は、どこか、人混みから隠れて休める場所を欲していました。

ひとつは、体育館の舞台(演劇部のシマ)の袖の音響効果部屋でしたが。。もひとつ。

図書館の入ってる建物の裏、がお気に入りでした。
ここは、芝生と木立のちいさな空間がありまして、そこに隠れて、まんがだの、本だの読むのが、大好きな時間でした。

何度もそこに逃げ込んではゆっくり時間を過ごしていたのですが、いつだったのか、昼休みか放課後か、あまり覚えがないなあ。
さんさんと日が当たるので、読んでいた本で顔を覆い、
そのままうたた寝していたのを思い出します。

ある時、「あさきゆめみし」(大和和紀)の、近江の君のあたりか、末摘花のあたりかを読んで大笑いしてたら。。。。

建物1階の窓ががらっとあいて国語の先生が顔を出し

「○○(私)か。お前がマンガを読んで笑うなんて、はじめて知ったぞ。いや〜、安心した。お前も人の子だったんだな」
と。。。。

私はマンガ読みまくってたんですがね。

その先生(国語担当)には、
「こころのK君の自殺の原因は、失恋ではないでしょう」
「自殺の原因と契機があって、契機は失恋かも知れませんが、
原因は自分の性質や能力に絶望したというか云々」
とか
「柏木衛門督にいちばんシンパシーを感じる」とか、

死にゆくキャラをえらく熱く語る子どもだったので、
暗く(実際くらかったと思うし)思われてたんでしょうね。

んでもそのとき、出始めのウォークマンで聞いてたのは、
RCサクセションの
「うーん授業をさぼって〜〜〜日の当たる場所にいたんだよ〜〜」
なんて曲だったりしてたんですが。。。
あ、じゃ授業中にそこにいたのかな。

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そんなわけで、大学は文学部、史学コースにすすんだんですが。。。

わたしは単に文学を賞翫するのが好きなだけ。
歴史から空想の羽を伸ばすのが好きなだけ。

の子どもだったんですね。

「研究」というののつまらなさについていけず、大学時代は、なにも学ばずに終わってしまいました。。。

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