父親のミソジニー

2008年3月10日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080310/trl0803101136006-n2.htm

セレブ妻殺人、といわれた去年の今頃?のニュース。
公判で弁護側、検察側両方の鑑定人が、心神喪失と鑑定する、
という、ちょっと意外な展開になってるようです。

話によれば、被告人はDV被害者。
ときどきある、「窮鼠猫を噛む」という事件だったみたい。

そんな話はニュースになった当時は、まるで語られず、この女がろくでもない女だという話ばかりだったと記憶してますが。。。

被告人、夫の前には父親から肉体的虐待を働かれていたそうな。

加えて未来の支配。
学校は父が決め、「女は女子校」「女はスチュワーデス」と決めつけ、経済学部に行きたいと言った彼女に
「男漁りに行きたいのか」と言い放ったそうな。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
これをきいて想い出したのが、夫の母。

父親に「電車に乗って通学すると付け文されるからダメ」
と、歩いていける高校に進路を限定され。

父親に「女に学問は要らない」と大学に行くことを禁止され。

父親に「秘書室などにいると悪い虫が付く」と、コネ入社した先での配属にまで口を出され、へんぴな部署に。

秘書室にいれば役員からいい嫁入り先の口が来たろうに、嫁入り先の口を利いてくれる人もなく。

たまさか知り合った男(後の夫)に見初められ、一方的に恋され、それを知った両方の親に、頭越しに結婚を進められての結婚、だったみたい。
あちらさんは親御さんが旧陸軍の少将様。
こんないいご縁はない、とばかりに。

だもんで、彼女はそもそも夫が好きだったことがない。

だもんで、息子が恋人になった。
もっというと、父がもともと恋人だった。
しかも片思い。
父は女の子どもである彼女が好きでも何でもなかったから。

父親の行動の影にあるのは、病的に強いミソジニー。

父に気に入られたいとの思いが、彼女の一生を支配した。
父の面影を投影した息子に対して、異常なほどに迎合的だったのは、そのせいが大。

息子は増長した。
もんのすごいナルシストに育った。

このナルシストをオトナの男にするのに、私はいい触媒になったと思う。
やつにとっては千金に値する嫁だわ。

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