さらにつづく核談義

2008年2月11日
反論者さんの言い分。

極微量のレベルであれば問題ないですよね。ごく微量を問題視する根拠はありません。

地層処分があります。封印されて環境中に出てこなければそれは問題ではありません。

商用原子力施設が今まで一般公衆に健康被害を与えた事例はありません。

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そして私。

いくつか必ず言われるのが、「安全だ」「健康被害は出ていない」
「原発がなくなったら雇用がなくなる」ですね。

?「安全だ」

例として○○さんは 「問題ない」を使ってます。
ほかのトピックでも、「絶対安全です」のような書き方をしてる方もいました。
しかし、なににおいても、「絶対安全」というのはないです。
どの程度のリスクがあって、どういう条件の下なら、それは無視できる、といういい方でないと、安全安全といっても根拠がない題目になる。

そして、安全だという結論を採る方は、微量の放射性物質への被曝なら安全、といいます。
でも、微量を長期に浴びたときにどの程度安全か、検証されているわけではない。
ものすごく危険ではない、というのが検証されている、というレベルです。

これは、予防原則の考え方にたつと、「安全と結論づけることはできない」レベルですね。

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?「健康被害は出ていない」

癌白血病のみが健康被害ではありません。
体内被曝することに夜DNAの損傷自体が、被害の本質ですから。

癌白血病のみみても、現在、核燃サイクル施設が動いている地域では他地域に比べ発症者が多く、罹患率に有意の差があるということです。
ただ、これを、その国の権威が核燃サイクル施設と「因果関係」を認めようとしていないだけでしょう。

因果関係は、原因物質の排出者が、最後まで否認するものです。
熊本の水俣病のときも、チッソが最後までがんばって否認したのは、この因果関係でした。

さらには、日本でも原発勤務の派遣労働者に若くして癌・白血病に罹病する方、有意に多いようですね。
これも、日本の国は、原発での被曝との因果関係を認めていません。

認めていないことと、「存在しない」コトは別です。

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?「雇用がなくなる」

雇用維持のために不要な産業がのこされるほど、その国にとって産業システムを硬直化させ、経済の停滞をたすけるものはないといっていいくらいでしょう。

ただ、今原発はまだ不要な産業ではないので、私も今営業運転をしている原発が消えるべきとは思いません。
いまそれに代替するエネルギーがないのですから。

これ以上原発ばかりを増やす計画はやめて、他の代替エネルギーとのバランスをつけるべき、と思ってます。

同時に、際限なくエネルギーを浪費するライフスタイルも、私は見直していいと思ってます。それが、この「袋はいいです」という、「リサイクル」という精神にもつながると思います。

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