紅茶にマドレーヌ話

2007年12月26日
あれは嗅覚で記憶が喚起されたものだけど。
視覚で感情の記憶が喚起された話。
もう、ネタとしてはなんどもいってきたことなんですが、
ミクシにかいたことなもんで。。。

−−−−−−−−−

24日〜25日で、伊豆高原の宿に行きました。
今回は普段使わない(混むから)135号線を使ってアプローチしました。

その途中とあるカーブを回りながら、むかーし大学4年の頃
「人生で一番幸せな日」と感じながら通ったことを思い出してしまいまして。。。

書かずにいれないので、日記に。

−−−−−−−−−−−−−−

大学で私が属したコミュニティ(学園祭の実行委員会)では。。

ゲイの学生たちはカムアウトして恋愛相手を見つけ、2度と来ない青春を謳歌していました。

(のちに人様の話を聞くと、そういうのはコミュニティとしても余り多くないんだと後で知りましたが。。。)

なわけで、1年上のある先輩(男性)がゲイであるのは、私は入学当初から知っていたので、彼女持ちの男の子同様、恋愛対象からは除外だったのですが。

故意は、じゃない恋は思案の外、というわけで、3年生の時にまちがって彼に惚れてしまいまして。

いろいろあって(いや、何もないといえば何もないんだけど)4年生の時。

表現しがたい経緯があったあと、、、、彼から「僕の方に来ませんか」といわれ、私はたいへんにうれしい思いでして。

そのあとすぐのゴールデンウィークのある日、前から入っていた家族旅行の予定に合流するために、ひとりで家族の待つ伊東目指して、135を、車を走らせていたんです。

そのとき、あるカーブを曲がったときに目に飛び込んできた新緑を、今まで忘れていたのだけど、真鶴の旧道を通り(20年ぶりくらい)、熱海をすぎて、まさにそのカーブにさしかかったとき、ぶわっと思い出しまして。

「ああ、ここのカーブの新緑だったなあ」と。

その新緑を見上げて、当時の私は「ああ、シアワセだなあ」と思って、にやけていましたっけ。

実際には彼は自分の性的指向性の壁を超えることができず(orせず)、
すんごく悲しい終わり方をしたのですが。。。
今回はあの日の、
「彼氏と離れてるんだけどむっちゃシアワセ」な気分を、
思い出しちゃいました。

視覚で記憶が呼び覚まされたんですね。みたのは冬枯れの景色だったのに。

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