ISBN:484011661X コミック 山岸 凉子 メディアファクトリー 2007/01/23 ¥651

ついてをだしちまいました。

優秀な姉が中途で怪我し、ダンサーとしての将来をたたれ(たと思って)自殺。

ついつい読んでしまったのは、このおねえさん、じつにわたしの子供時代であり、母親はじつに私の母であったので。
父も。

いや、我が家はこんな機能した家庭ではなかったが。
姉娘が母の適わぬ夢を叶えるべく奮闘努力していたのは同じ。
母の期待を十分すぎるほどに自己の希望にしていたのも同じ。

この漫画ではその期待はバレエのソリストになる、で、我が家の場合はしょぼくも東大に入る、だったが。

叶えられなければこういう結末になったんだろうな、あの家庭では。

再確認したような漫画でした。

まがりなりにも生き延びたわけだ。

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もっというと、この本に出てくる、アルコール依存の父親のいる娘と、自分は同じだったかも知れない。

よく生き延びたモノだ。

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書こうと思えばいくらでも語りたいことはあるのだけど、
どれもすでに言い古したモノであるので。

それにつけても思うのは。

語ることのカタルシス(ふざけてないよ)効果。
&、語られるモノを見聞きすることの、同様の効果。

平家物語を平氏の亡者たちが静かに聞く、というシーンが、
同じ山岸凉子であったけど、アレも同じですね。

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