「泣く」がいいクリアリングになる、と書いてありました。
そりゃ、泣くは大事かも知れない。
でも、私はあんまりうまくなけないのね。
映画でも見ないと。
自分のことでは泣きにくい。
それより、怒る方が気持ちいい。
クリアリングとしては、泣くと同じくらい、怒ることは効果的。
ときにはそちらしか効果がない場合もあると思う。
DV被害女とかみていると実にそう思う。
なのに、なぜ「怒る」を書かない？
なぜ奨励しない？
まあ、当然といえば当然だけど。
怒るのは、社会的にはとてもリスクの多い所作だから。
自分が損する覚悟で怒って、多少のクリアリングを手に入れても、ネットでペイしない、ということだわね。
ふつうは。
しかしな。
怒るのは、大事。必要。時に枢要、だと思うのですよ。
とくに、こちらの怒りの源泉となる理不尽な振る舞いを仕掛けてきた相手には、きっちり怒りを返すのが、負の遺産の清算には、いちばんいいのでは。
人生のうっぷんは、うっぷんの淵源たる人間にハラすべきだし、
それが外部不経済を作り出さない最上の手だと思う。
往々にしてそれができないので、人は怒りを抑圧するか、
江戸の敵は、打ちやすい長崎で討つことになる。
これはやっちゃいかん、反則だよと。
夫の仕打ちに怒ったら夫にいかれ。
子供に八つ当たり禁止。
親の仕打ちに怒ったら、親にいかれ。
一般市民を「殺して」憂さを晴らすな。
それだけのことだわ。
だから私はついつい、抑圧者である父親や祖父を殺そうとした少年には喝采を送ったりするのだけど。
だから私は、近所の児童を殺したサカキバラのようなのは、抹殺していいと思うのだけど。
怒ろうよ。
みなさん。
コメント
怒りそのものは、スタート地点として大切だと思うし、自分の気持ちの確認のためには有効な感情確認だと思うけど、相手がいる場合に怒りをぶつけても、99％近い確率で逆効果にしかならないと思いますよ。
それよりアサーティブネスが、より現実的な着地点なんじゃないですかね。相手に届く自己主張というか。
一言で言うと「にっこり笑って、自分の我を通す」という言い方になると思うけど。
「あなたは●●がしたいんですね。(にっこり)。それはよく分かりました。(にっこり)。でも、私は××がしたいし、□□をあなたにしてもらいたいんです。（にっこりにっこりにっこり!!!!と、思い切りわがままな事を言ってのける。）」
という奴ですね。
いや、これがなかなかできないんですけど。
でも、大目標は、これなんじゃないですかね。
怒りは自分の感情を確認するためには必要ですけど、相手に何かを要求するときには、ものすごく、とてつもなく効率が悪いんですよ。現実問題として。
怒りの確認はするにしても、それを相手に届く自己主張にまで発展させないと、なかなか現実は好転しないです。
まぁもちろん、自分の中にある怒りを抑圧していて、効果的な自己主張はできるわけもないんですけどね。
抑圧とか八つ当たりは大変よろしくないですし。
で、「効果的な自己主張」の方法がみつからない期間は、ひたすら怒ってるしかないっていうのもまた、現実ではあると思うんですが。
まぁ、抑圧するよりかは怒ってる方が数百倍ましだけど、でも、その次の段階の「自己主張」も見ておかないと、自縄自縛になると思いますよ。
いや、僕がそうだったから言ってるだけで、なおかつ、いまだに「効果的な自己主張」っていうのが、なかなかできないんですけどね。
どん太さんの日記を読んでいて、そんな風に感じました。
ちみはたぶん、場の想定をとりちがえているのよ。
それと、「怒り」は理性的に行えることも、忘れてないですか？
クリアリングの必要な状態というのは、多く長年の抑圧支配を誰かから受けて傷つききっている時なのね。
すくなくとも、わたしはそういう状態を想定して書いてます。
そういう場合に、シゲさんの書いたようなにっこりの展開にになると思っているとしたら、たぶん、それは人生経験の違いかも知れない。
既に相手は、アサーションの通用しない人です。
そういう場合の多くは。
また、怒りが理性的に発せられるようになると、強いよ。
理性に武装されたrageは強い。
これもまた、怒りです。
破壊は、ねらってするならいいのよ。
ああ、だんだん書くことがますます邪悪になってるかも、私。
踏みにじられたくなかったら怒って闘わなければならないシチュエーションって、結構良くあると思います。
それは、「離れる」しか思いつかないですね。
他の方法は知らないです。
それで怒ってるのってしんどいし。
アサーションが通用しないのに、離れられないっていう状況がちょっと想像つかないので良くわからないですね。
でも「理性的な怒り」の一番現実的なのが「離れる」かも、ですね。
そう思います。
もう大賛成。
やっと私も経験で学べたかも。
でも、学生仲間の子たちは、戦略的に学んでました。
交渉の場で、いつ怒るか。
＞シゲさん
>アサーションが通用しないのに、離れられないっていう状況がちょっと想像つかないので良くわからないですね。
まえ私は書きましたよね。
あなたの家族と離れなさいよ、って。
そこが、あなたにとってアサーションが通用しないのに、離れられない（心理的に）状況かもしれません。
もいちど、ご自分の書いてきた物を見直すと、その中にヒントがあるかも。
相手に怒りを見せることで、利得がある場面というのは、けっこうあります。
そもそも、喜怒哀楽はすべて人間の基本感情。
その一つをないままで暮らせば世間が狭くなるし、
なにより怒りは大事な武器。
うまく使えることこそが、豊かな人生になると思います。
でも、シゲさんは怒りを消す方向の課題がある人生ステージのようですので、今は頭の片隅に容れておくだけで、けっこうだと思います。
なんだか、すぐに怒りが出てしまう人なんです。
で、それで何より自分が気分が悪い。腹を立ててる自分がイヤ。そういう感じなんですよね。
一度怒り出すと止らなくて、自分で自分が悲しくなってしまうので、まず怒りをうまく観察して、良い方向に活かすようにしないといけないって感じです。
止らない、止められないのが問題なんですよねぇ。これも一種の依存かと思います。
単純に、たまってるんだと思います。
体の中に、怒りが。
うっぷんたまる人生だったんでしょう。
こいつは、うまく出し切らないと、ずっとドライブされちゃいますね。
それは、私の書いてる世界と、また別の課題の世界です。
（私も通ってきた世界だけど）