弁護士事務所事務員殺害、DV男だった

2007年9月15日

母親の居所聞き出せず犯行に…事務員殺害の61歳が供述
　大阪市中央区の上田潤二郎弁護士（78）の事務所で事務員の木内正子さん（68）が殺害された事件で、大阪府警東署捜査本部は14日、同署に同日朝、出頭した大阪府大阪狭山市山本東、無職飯田徹容疑者（61）を強盗殺人容疑などで逮捕した。

　飯田容疑者は容疑を認め、「金を持って家を出た母親の居場所を教えてくれないので、ハンマーで殴って殺した」と供述しているという。

　調べでは、飯田容疑者は10日午前10時30分ごろ、大阪市中央区内平野町の「上田法律事務所」に押し入り、持参したハンマー（長さ約25センチ）で木内さんの後頭部などを数十回殴打して殺害。事務所内のロッカーや机の引き出しから、封筒やノート、商品券数十枚などを奪った疑い。

　府警などによると、飯田容疑者の母親は5年前、飯田容疑者の家庭内暴力が原因で市に保護を求め、市が福祉施設に入所させていた。その後、上田弁護士が母親と知り合いだったため、母親の年金の振込口座など財産管理を任されていた。

（2007年9月15日3時2分読売新聞）
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うわー。

DV男が、被害配偶者ならぬ被害母親を捜してDVをつづけるために、無辜の支援者（配偶者家族や友人）を殺す、という、いつものパターンの殺人だったんですね。

もっと暴力団がらみとかかと思ったら。

DV男のこの暴力性、たいてい殺人も辞さないので、実に危険。

でも。
この国はこの危険性に、まだまだ鈍感。

どこまでも鈍感。

支援者、というのは今までボランティアセンターの人たちのイメージだったけど、弁護士も当然はいるわね。

しかも、（比較的）強い弁護士じゃなく、弱い60過ぎの事務員を殺す。

DV被害者支援する人は、本気で武装じゃないが、対策しないとダメな時代ですね。