なるほど

2007年4月22日
「引かずに」かかわれたかが見えた気がします。

>私と彼女はあくまで他人。常に距離を置いて、客観的に対処する。そこのところさえ明確にしておけば、負担に感じることなくサポートすることは可能だと思います。

これができたからこそ、ですよね。
多くの、こういう人間にアンテナが立ってしまう人間は、
これができません。
ほんとです。
あなたには比較的簡単にできることが、多くの「関わり合いを持とう」と感じた人間にはできない。

それは私の欲目ではなく、ケア職従事者向けに書かれた本の多くに、「この境界線をもうけなければ行けない」「プライベートの領域に患者を入れない」「バウンダリーをしっかり」といったことが、再三、書かれ続けてるのからもわかるでしょう。

弱い者に、(多くは自分と同じ臭いを感じて)近づこうとする者は、彼らを見捨てるときに、自分が見捨てられた悲哀や不安を喚起されるのでしょう。

多くがそこで失敗します。
そして共依存関係を作ったり、ケア職の側がバーンアウトしたり。

あなたは、ラッキーにも、見捨てられ不安をかかえずにこれた人、かつその手の弱い人にアンテナが立つ人、ということなのでしょう。

もっと「健康」な人は、そもそもアンテナが立たないんでしょうね。
昨日私が「健康な人は弱い者に冷淡だ」と書いたけど、この、そもそもアンテナが立たないと言うのが、冷淡さに見えるんだろうな。

私は多分、うまくバウンダリを築くことができなくて、依存されすぎて疲労する、という関係を何度かすることで、自分の力以上のことはできない、と学んだんでしょうね。

いいことに気がつけました。
ほんとにありがとう。

しかし。
そのバウンダリ構築能力。
これって、教えて欲しいくらいだけど、たぶん教えてもらって簡単に身に付くものではないんでしょうね。
心の痛みに誘引されて起こす自分の失敗なのであって、痛みをうけないようにという自己防御反応でもあるから。

だから、ケア職の人も苦労するわけだわ。(けっこう多くがケアをもらえなかったACだったりするから)

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