へたれ君

2007年4月18日
先日の話。

別のローに行った友人と食事中、
彼女のお友達(♂30ちょっと)が合流してきました。

彼は留年が決まったところで、(留年が決まっただけなのに)
退学を検討中なのだとか。

いわく、留年なんてカッコ悪いから。
お金もないし。
この学校、好きになれない。
もうあんまり通いたくない。
借金増えたら、おやじに心配かけてすまない。

で、再就職してお金をためて、別のローをまた受験しようかな、だそうです。
でも、いい就職先があったら、別にローいかなくてもいいし、だそうで。

きいてるうちにすごーく「ああこんな話きいてるの時間の無駄」感がしてきて、うんざり。
彼は留年とか、退学とか、「カッコ悪い」ことをせざるをえない自分に、正当性をあたえたかったみたい。

「学校が親身に教えてくれない」(大学院なんだから当然ちゃうか?)

「同級生が好意的でない」(同級生がどうでも、勉強やめる事由にはならんだろ)

「みんなよくできるから自信がない」(自信はくだまいててもできないわー)

金が詰まってきて、一時退却して金をかせがなくちゃならないなら、わかる。
しばらくしっかり自分で勉強して、ローの授業についていけるようになろうというなら、わかる。

でも、そうじゃないんだもん。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

彼には、再就職したとしても、もういちど自信がついたときのため、あるいは、再就職できなかったときのために、休学にとどめておくことを強く勧めておきました。
休学中の授業料はヘッジコストと思え、と。

心が萎えているときにした選択で、自分の人生のオプションをせばめて、後悔した経験があるので。

あとで「あのときぜんぶちゃぶ台返ししないでよかった」と思うときが来るだろうと思ったから。
他のローに行くにしてもね。

まあ、「最終的には自分の選択だけど」と。

ついでに、2年も遅れてこうしてしがみついてる私のぶざまさをみてごらんよ、まだまだ下がいるから大丈夫だよ、とも。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今思えば、私はいまの学校で、先生や事務の方や同級生から、ほんとに過分のものをもらってきたなと思います。

体調が十全であったときだって、全力で勉強したかと言えば全然だったのに。

学校に恵まれたのか、生徒さんに恵まれたのか、とにかく、ラッキーだったです。
私はたまたま、たくさんもらえたから、こうやってのうのうと留年、復学をしてるけど。

彼にはそれがなかったんだとしたら、同情できるし、そりゃー、つらいときはそうなるのはわかる、なんですが。。。

帰り、胃が痛くて痛くて。
萎縮性胃炎がぶり返した感じ。
あんだかなー。

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