夫はナルシストなので、第一印象をよくする術には長けている。
そればっかり磨いてきたといってもいい。

なので、ちゃっかり、4番目の会社を見つけてきた。
こんな、会社に大損こかす可能性のある爆弾のような男でも、再就職の口があるのだから、情報の不均等とはありがたいものだ。

今度の会社では、死に筋の売り先に延々ひっぱられて、結局失注。

彼言うに、「もうまもなく取れる」「取れるのは確実」「ちょっともたついてるんだよね」という話だったが。。。

ふたを開けてみれば、夫らはキーマンに交渉していず、結果、交渉担当者のところで色よい話をされていても、受注には至れなかったというわけ。

「なんで客先のキーパーソン確認できなかったの?」
「しなかったねえ」
「だから何で?」
「いやあ、ずっと彼だったから。。。」

勢力地図なんてころころ変わるのに。
私が前居た会社では、客先の人事は重大事だったのに。

彼のもう一つの弱点。
自分に都合の良い思いこみで行動して、確認するとか、裏をとるとかいう作業を一切しない。

「そんなのビジネスマンとしての基本動作じゃないの。なんでしないの?」
「。。。。」

この件に関しては、彼に限らず、何で他のメンバーも確認しようとしなかったのか、その辺がなぞだが、まあそれは置くとして。

この件にしろ、前の会社をクビになったときにしろ、彼は自分のフォールトを認めない。

3番目の会社では、最後の上司がまたきつい人で、彼からぎちぎち文句をいわれ、それに嫌気がさしていたらしいが、きけば上司の言う「文句」の内容は、至極まっとうなものだった。
自分がクビになったのも、上司がろくでもないからだ、だからみよ、後に上司ら一派は失脚したじゃないか、というのが夫の主張。

夫は、上からの苦言がきけないのだ。
そのくせ確認によって客観性を保持することもできないのだ。
さらに失敗すれば、他者(他社、上司、巡り合わせ)のせいにするのだ。

これではね。

あれー。
夫が男社会での訓練を積んでない話をしたかったんだが、
男社会以前に、大人社会のいろはができてないじゃん。

まあとにかく。
これだけ欠陥をかかえていたとしても、他者から、とくに上からの苦言がきける男であれば、男社会・ビジネス社会でもう少しなんとかなる男になっていただろうが。

彼はナルシストだったので、自分に対する悪評価は、自動的にオミットしてしまうのだわ。

よって、成長できなかった。
よって、不熟の40歳男ができあがった。

非常にいびつだと思う。
夫を見ていて。

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