いわきにいたもんで、近くの相馬野馬追いの記事などみました。

甲冑着込んで競馬をやるという、こっち地元のやぶさめよりはげしく男らしい祭りですな。

写真をみたら、「総大将」が「母衣」をつけてご出陣。
この「母衣」、学生時代に(って今も学生だが)慶長古活字版
「平家物語」の輪読で、自分のあたるところで出てきて
「母衣」ってなんだ?その大きさ、形状、機能はなんじゃらほい?
と、些末なくせに解明不可能で難儀したのを思い出しました。
要は背中側から流れ矢にあたるのをふせぐ防具なのだが。

いまならネットでさくさくのぱーなのにね。
それに、この祭りもしも見てたら百聞は一見ものじゃん。

で、この「総大将」。
相馬藩の旧藩主が代々つとめてるそうな。
もともと藩の行事だから。
いまは35代だかのご当主なのだと。

おとのさまですよおとのさま。

で、武者たちは代々の家臣なんだろうか。
馬の乗り手はみな「侍」で、こちらも役は固定化してるらしい。

ところで。
昔犬山城という城が個人所有で、そこのご城主はナルセ先生という学者さんで、某女子大で教えてたそうな。
講義中暑いもんで(クーラーない時代だ)教壇の裏に金ダライを据えて、足をひたしながらテキスト読んでた、いきなりたちあがったら水がじゃばー、裸足でにゅー、という話を当時の学生さんからきいたが。
箸が転げてもおかしい女学生たちがさんざんにネタにしたそうな。

で。
このナルセの殿様は城があったわけだが。
相馬の殿様は家臣がいるわけだな。
今でも。

そっちのほうがなんとなくうらやましいぞ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今考えると、文学部ってほんとにくその役にもたたないこと
勉強してるわねえ。
人生の時間の無駄だわ。

コメント

nophoto
法螺貝
2008年2月13日3:54

ずいぶん昔に参加者激減してからは

武士の子孫じゃなくても参加できますよ相馬藩外からもOK
馬と甲冑はレンタルになるんでどこかの郷の騎馬会に登録する必要があります
もちろん下っ端からですが

出陣式(酒を飲む)とかで騒いで喧嘩したしりて役柄降格になり下っ端になったひともいます(笑

どん太
どん太
2008年2月15日14:51

法螺貝さん

おやおや、そうなんですか。
なんにしても、なんだか面白そうです。
いつか見てみたいです。

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