田舎かえり

2006年8月15日
じつは18日までいようとおもったのだけど、お盆で交通量が多く、道路沿いのわが田舎家は耐え難く。
かえって来ちゃいました。

というのは、私が母に話した口実だが。

弟とその嫁さん、母、わしが暮らすには、母と祖母が二人で
くらした小屋は狭すぎるわ。

あそこに祖父が戦地から生還し、子供も増えていたら、きっと
今頃は道路から離れて家を建てるか、同じ場所でも立て直してたでしょうね。
土地なんかいくらでも(というほどじゃないが)田圃つぶせばあるんだから。

で。
ストレス状況だと、必要なパーソナルスペースもでかくなるのですかね。
それに、あまり親しくない人と話したくない。
(険悪にもなるし)

てなわけで、昨日のうちに帰った次第。

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草野心平さんの息子で雷ちゃんというのがいるんだが。
(ちゃん、といってもわしは会ったことない)

去年の暮れに癌のために死亡。

「主体的な患者さんでねえ。自分でお医者を探して病院を探して、長いこと闘病してたそうですよ。で、とうとうという感じで、なくなったとか」

なんどと母がお寺の大黒さんに話しているのを聞き。
そんなこと情報仕入れとったんか、とちょいとひっかかっていると。

帰りがけ、馬鹿者の母いわく
「雷ちゃんがここ瞑っているなら、私もここ(この寺の墓地)に入ろうかな」

わしゃぶっと吹きましたがな。

この女なにが馬鹿かといえば。
ここは元々彼女の家の菩提寺で、「入ろうかな」もへったくれもなくここに入ることが予定されてるんですわこの馬鹿は。

さらには父も彼女の家の墓に入れちゃったのに。

父が待ってるから、でなくて、雷ちゃんが眠ってるから、
なんだそうな。

で。
この女はじつに愚か者だが、わしも同程度におろかものなのですなあと。

わしもいつか
「ここにOさんが眠ってるから、わしもここに眠ろうかな」
とかいいそう(思いそう)だわ。


その父(心平)と同じく、戒名はつけず、「草野雷の霊」とのみ、卒塔婆にありました。

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