とりかえばや物語

昨日は旦那が帰らないとか言うので、自宅に帰って猫の相手。
試験前なのに。

まそれはよいとして。
掃除のしてない家がとても疲れた。

逃避は電車で東京に来る中でも続いて。
「とりかえばや」のことなんか考えてた。

あれって、お姫様よりも、おつきの「あこぎ」という女房が主人公だよなあ。
なんでそういう人が主人公になるのかといえば。

ターゲット読者が、そういう階層だったんでしょう。

わたしゃあの細かい細かい事実の描写が大好きだったんですよ。
男君が泊まりにきて、朝ごはんをお出しするのに米もない、お菜もない。
「あこぎ」が自分のおばさんにメールして（手紙をことづけるのね）もちだのおかずだの借りたり。
母屋のキッチンに行って、お米をどばどば借りたり。
八面6ぴの活躍するのね。

朝方、顔を洗うたらいがでて、身支度をした頃、まことにさっぱりとした朝ご飯が供された。
なんて描写。

好きだったなあ。

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なんてこと考えながら学校に着けば。

文学部卒のF君がしばらく口聞いてくれなかったのが、
親しく話しかけてきた。
とくになにか原因があったわけではないのか。
とりこし苦労して損した。

今日は移動教室。最後のゼミ。
尊敬しているすし職人先生、どうも私がうとましいらしい。
そんな気がする。
私を見るときの表情が硬くなってる。
なぜ？
先々週のの質問以来か？

なんてこと考え始めた。
細かい細かいサインをしっかり読みとってしまうので、
他人の感情の、ささいなことまで拾う。
損な性分だなあ。

もろACだよなあ。
まあこれのおかげで、高校までの国語はべらぼうのできだったわけだが。

（だってせりふのごく一部から登場人物の感情ばっちりこんで読みとれるもんなー。ああ疎ましい性格。判例読んで裁判官の意図してることは？なんて質問出ても読みとれる。親子の利益相反話とかね）

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タイトル訂正してもいいんだけど、訂正履歴のこし。

これ、「おちくぼ物語」の話でした。
ああ、老人になっちょるわー。