逝くには

2006年7月5日
今日は図書室でムーンライダーズ。

質問は山ほどあるのに
この家は静か過ぎる。

ああ
疲れた。

といって何をしてるわけでもない。
なんでみんな元気なんだろ。

同じ年代でも。

やはり癌なんかやる人間は、生命力が劣ってるのか。

いすにすわって
答え探して
ひじをみつめて
疑問見据えて

83歳になって癌で死んだ研究者が、研究が中断されると嘆きに嘆いたそうな。
彼が妻に一言
「俺の人生ってなんだったんだろう」
妻が一言
「いい人生だったじゃありませんか」
彼は静かないい笑顔になったそうな。

生き物は長く持つものではないので、子孫を再生産して、それがさらに生きるように工夫する。
もう後進に道を譲る年だろう。彼なら。

個体の完結は、子孫の再生産・存続ではもたらされないから。
彼は83にもなって嘆きに嘆いた。

どの歳に逝くにしても、
死を受け入れる過程は、知恵を授かった人間の、成長の最後の課題なんだろう。

父は死を知らされず、自ら悟ろうともせず(状況見たらわかるだろうに否認し続けたのね)この最後の過程をさぼって逝きました。

母もまた同じでしょう。
たぶん。まだ死んでないけど。
よく生きるということをとことん拒否する人だから。

私はどうなんでしょう。
これだけやヴぁいと、死が平均より遠くはなさそうなのがわかるにしても、それとこれとは別だろうなあ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索