いやーあの本、いいです。
まだ途中だけど。

若死にするのは善人だけ、って歌がありましたが。
癌だのALSだの自己免疫疾患にかかるのは、根っからの善人でなく、
善人たらんとして自らを厳しく律してきた善人ですな。

あとは、弱い立場で矛盾をひきうけざるをえなかった人。
かつ、不平不満をいわずにため込んだ人。
愛情を渇仰して、得られなかった人。

で。
そういう分析は、西洋医学のメインストリームでは、聞かれない。
この本の著者のような異端の医者が時々言うだけ。

わしが癌になった時にかかった米国のサイモントン医師(わざわざ日本に呼んだのよ、んでひとり30万くらい取られた。でも来た患者は7人だったんで、赤字だろうなあ)も、そういう異端の医師でした。

異端でかまわん。
患者はよくならねばならぬちゅう課題を抱えてるわけだ。
西洋医学のカバー範囲はとても狭い。
日本の保険診療がカバーする範囲は、さらに狭い。

わしはリウマチの指標があがってないもんで、膠原病科の医者は
「リウマチではありませんよ」の一言で、その後の診療先も示すことなくお払い箱だ。
西洋医学、特に保険診療の範囲では、わしに与えられるケアはここまで。
それが、日の当たるメインストリームの医学が私を扱う扱い方だ。

イタイイタイ病のような、重金属汚染の可能性は自分で探し当てるしかなかった。

痛みに対処するのに、漢方を利用しようとしたのも自分で探してのこと。

中学の頃好きだった小説・マンガに「百億の昼と千億の夜」というのがあります。
ここに、主流になったメインの神(イエスだののたぐい)のかげに、葬り去られ、悪にされて忌み嫌われた「夜の神」「悪の神」がいて、彼らがメインが意図的に握りつぶした知見を伝えていた、という件があります。
萩尾望都の絵で「夜の神。。。悪の神か!」とシッタールタが叫ぶの。

異端の医師は、その、夜の神、悪の神、でもありましょう。
「シ」の手先の梵天・帝釈天と闘う阿修羅でもありましょう。

どちらも知見ですわ。
昼の神も夜の神も。
利用できるものを利用しないと。

その中で十全な解決策が得られないなら、よさげなものを
なんでもやるべし。
よさげか否かを見極める目は自分に備わってないといけないが。

それは自分で育てんとな。

重症の糖尿病の娘に、インシュリンも持たせずに宗教施設に放り込んで死なせた母親は、親になっちゃいかんよ。

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というわけで、我慢はやめやめ。
不平不満は言います。

ホーキングがALS罹患後長く生きられてるのは、この本の分析によれば、「若死に向け善人」の生き方をやめて、女房にさんざん我が儘たれる我が儘坊主になれた故、がでかいらしい。
もちろん研究面でもアグレッシブになれたし。
自分を押さえつけてた彼は、研究者としてもダルだったらしい。

うっぷんためこまずに出せば、たしかに体が伸びる心地がします。
わしにうっぷんをためこませたのは夫なので、ここはバランスとらせてもらおう。

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猫散歩終了。
これから借りたテキストのコピー、下のコンビニに行ってやる。

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