Welcome to America

2006年3月10日
映画、というかビデオで一回見たきりで、タイトルも思いだせん。

東欧からの移民の少年が、市民権が欲しくて、英語もうまくなりたくて一生懸命なのだが、いかんせん、 the が発音できない。

どうしても da になっちゃう。

それで自信もてない彼がなにをどうしてだったか、大人の詐欺師のいいなりになって詐欺に加担し、
市民権の審査の際に、その大人の詐欺行為について、証言するはめになる。

少年はいっしょけんめい the を練習してたんだけど、そのときふっとこつをつかんでtheが言えちゃう。

てえといきなりうれしくて元気になって、それまでとつとつとしかしゃべれなかったのが、急に国旗の誓いみたいのぺらぺらとしゃべりだし、ついでに自信をもって「詐欺行為はありませんでした」と正々堂々偽証するの。

結果、彼は市民権を得られるのだけれど、審問官みたいな人が、あとで彼に聞くのね。

「君はジョージワシントンの桜の木の話を知ってるだろう」

偽証した彼はぎくっとしつつも
「はい」

「あの話、本当だと思うか?」

彼、すごくすごくピンチな顔しつつも、
「いいえ」
と答える。

審問官はそこでにっこりとして、
「welcome to America(もしかしたらU.S.といったかも)」
というの。

自分の意思でうそをつけた正直な彼を、アメリカが受け入れる、という話し。

その最後のシーンがすがすがしくて、というかすがすがしいという表現が適切かはわからんが、偽証くらいできないでアメリカ市民としてダメっしょ、あるいはワシントン話が嘘と思うと正直に言える彼がいいねというか、とにかく素敵なエンディングでした。って何がいいのか伝わりませんねこれじゃ。

好きな映画でした。

ところで、市民権獲得の際の手続等は全く知らないので、役職とか、なにがそこで行われたとか、わかりませんで書いてます。

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今ある本を読んでて、つくづく思います。

私も大人のマネをすればよかったって。
これだけえらいさんの嘘とシラ切りがまかり通る世の中見てきてるのに、
どうも嘘をつくのが苦手。
罪悪感というか、正義感らしきものがちくちく痛む小市民です。

これも親に変に教え込まれたゆえかのう。

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