というのに行ってきました。
ひとりで泊まれて、素泊まり9500円。安い(温泉宿にしちゃ)

マッサージを頼んだらおばあさんがやってきました。
前は湯本のマッサージ師は6人くらいいたそうな。
いまはもうすくなくなっちゃって、おばあちゃんもあと3〜4年かねえ、と。
ばあさんノンストップで話をするので、話のおとぎに来たよう。
旦那さんがなくなって子供達はみんな独立してひとり暮らし。
仕事が終わったらここの温泉に入って帰るのだとか。
のどかです。

いいねえあんなばあちゃんになっても仕事してるの。
あと3,4年と言わず、もっとやってくださいよ。

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そういえばばあさんのスドク。
お客を待って時間調整してる間は、「すどくをやってるの」
というから、
「え、論語でも読んでるのか?」とびっくりしたが。
どうもそういうものがあるらしい。世間には。
と、帰ってきてlimeiさんかな、の日記を見たら発見。
流行ってるのか。

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ロビーにただコーヒーがあるので飲んで新聞みてたら、
となりのおっさん連中、ひとしきりおしゃべり。
「人生はいつか18番ホールが来るんだよ、19番ホールはないんだよ」
「そういや、養老さんて人が、人間の死亡率は100%だって言ってたな。それ聞いてああ〜、なるほどと思ったよ」
「なんだ検査だ入院だってやってもな」
と、病気談義というか死の談義というか。

おっさんというのはオーダー言語でのみしゃべり、情緒言語ではしゃべらない生き物で、おばさんというのは情緒言語でのみしゃべるもの、みたいな話を、20年くらい前の斉藤学が書いてたけど。

おっさんでも情緒をかわしつつ、とりとめなく感情をやりとりすることはあるんですな。

おっさんはオーダー言語を駆使する場に圧倒的に長くいて、おばさんはその逆、という立場性の問題が、性差に見えてただけかも。
もちろん習い性となるので、どっちが得意というのは、でるでしょうが。

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山県有朋の別邸(妾宅か?)を移築したとか言う料理屋で平日限定の昼膳を食べました。
そばはくそまずいが豆腐は良し。
一番奥の水屋がある、たぶんもと茶室のあたりから、雪見しょうじをすかして冬枯れの庭を見つつ。
別の障子をあけると、寒空に咲く梅が見えました。

この造作、いまあるのか知らんが、「同窓会館」そっくり。
あそこで「史上最悪の選管委員長」のもとでの最終選管会議が朝まで続いて、最後の最後に原理研が「サインしないぞ」とかこきやがったあの記憶がよみがえってきました。

まあいいんだが。

それにしても、わしは大学時代までしかないのな、甘く楽しい思い出、というのが。
ああむなしい。
それからの人生なにやってたんだ。
あ、休んでたのか。

そうだった。

コメント

M
2006年3月10日9:08

>人間の死亡率は100%
ほんとにそうだね

どん太
どん太
2006年3月10日11:59

だね。
しかもそれっぽい年のおっさんたち(ゴルフしに来たのかな)
だったんで、しみじみ。

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