強羅　環翠楼に行ってきた

いや、おとまりじゃないです。
昼食と風呂だけ。高いもんで。

泊まったのは湯本の天成園というとこ。
こちらは団体旅行御用達のお風呂たくさんめしまず旅館で特記すべきことはなし。というか、特記事項は風呂。

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環翠楼は。
最初見た時、「掘っ建て小屋の集まりか」と思うほど、しょぼく見えたんですよ。
玄関も看板も何もなし。
が入ればそこはウナギがくねくねと蛇行ししっぽが幾重にも割れる木造ワンダーランド。
好きなんですよ。年季の入った木造建物。
しかも窓ガラスに「しわしわ」なんかよっちゃってて。
この辺で言うと、そば屋の擂亭の窓がこんな感じだったけ。
あちこち狂いが出てきた頃の木造に泊まりたかったの。

小さいけど2面採光の部屋（華清）にあんないされて、直に庭に降りれるもんで庭に下りてぼーとしたり。
他に客が1組だけだったんで、わざと風呂の時間をずらしておたがい「貸し切り」になるようにしたり。

そのうちおばあさんの仲居さん（いやー建物にしっくりあってます）
が食事の支度をしてくれました。
昨晩すべてがつめたい団体飯を食べた後だったので、暖かい炊き物や焼き物がうれしい（そんなことでうれしがる私）。
うまかったです。

めしをくいつつ庭をみてると日が差してきまして。
むらむらとまた風呂に入りたくなりまして。
また風呂入ってのへーと拡がって、帰ってきました。
帰りの電車の眠いこと眠いこと。
ああ泊まりたい。

というわけで平和な休日。

ちなみにここ、部屋で昼飯と風呂にワイン一杯つけて8000円。
バリューフォーマネーと思いましたです。

心残りは、本を持って入りに行かなかったので、なんとなく手持ちぶさたで、長湯ができなかったこと。
湯船にアルマ。